こかぴ

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4/9/2024, 8:38:20 AM

私の大事な宝物。
幼い頃からずっと大事にしてきたものだ。

お出かけの時も、寝る時も、何する時も一緒。

私の大事な友達、いや、親友といってもいいかな。
うさぎのぬいぐるみ、ミミ

ミミは、何も喋らないし、表情が変わることもないが、私の一番の理解者。


大人になった今でも、私の隣にいる。
最近は車の免許を取って、車も買ったので、助手席には必ずミミを乗せている。

これからも、ずっと、私の隣はミミだよ。



「これからも、ずっと」

4/7/2024, 10:20:35 AM

今日も朝が来た。
いつものように、仕事に行く準備をする。

電車に揺られて45分ほどの場所に会社はある。

月曜日の7時45分。今日も電車は混んでる。
それぞれこれから学校や会社に行く為なのか、皆憂鬱そうな顔をしている。
私もその中の一人だ。

今週は忙しいなぁ。
これやってあれやって…
いったい何時に終わるのだろう。


でも、今日も定時で帰ろう。

私は会社の目の前にある歩道橋から、沈んでいく夕日を見るのが好きだ。
今日もまた夕日を見たい。明日もまた見たい。

だから、今週も頑張ろう。



「沈む夕日」

4/6/2024, 2:36:37 PM

結婚して20年が経った。
私たち夫婦は、周りも羨むほどのおしどり夫婦。

飾りでも何でもなく、仲良く20年過ごしてきた。
小さなことで喧嘩することはあったが、翌日にはお互いが謝りあっていた。

子どもも15歳と13歳。あまり手がかからなくなってきた。


そんな私たちには、二人で楽しんでいることがある。
私も妻もお酒が好きで、毎晩一杯のビールで乾杯するのが日常だ。

私も妻も仕事の付き合いで飲み会に行くことはあったが、早く帰れた日はやっぱりビールだった。

ビールを飲みながら映画を観る時間は、私にとってかけがえのない時間。

今日もいつものように、映画を観ながら談笑していた。
今日見ているのは恋愛映画。

妻は珍しく、ちょっと甘えてくる。

お互いに歳をとったが、やはり妻が一番美しい。
そんな妻が上目遣いで見つめてくる。

慣れないな…
君に見つめられると、未だにドキドキしてしまうよ。

10年後には慣れるのかなと思いながら、私は妻を見つめ返した。



「君の目を見つめると」

4/5/2024, 10:51:35 AM

今日は久し振りのデート。

つい先日、入社式を終えた私たち。
大学を卒業する直前まで、何かと予定が入っていて会えていなかった。

社会人になってから初めてのデートだ。

学生時代は実家に住んでいた私。
心配性な母がいた為、夜遅くまで遊びに行くことは御法度だったから、夜にデートなんてしたことがなかった。

就職を機に、私たちは県外に出た為、それぞれ一人暮らしを始めた。


私は早めに仕事が終わったから、一度帰って準備をする。
彼は少し遅くなるみたい。

待ち合わせの場所。
初めてくる所だから、ここでいいのかなと心配になる。
私も母に似て、心配性なのかな。

少し待っていると、彼から連絡が来た。

「ごめん!すぐ向かうね。」

「分かった、待ってるよ!」

まだ少し肌寒い星空の下で、彼が来るのを待っている。



「星空の下で」

4/4/2024, 9:59:33 PM

私の親友は、自分のことが嫌いらしい。
顔も特別可愛いわけじゃなくて、どちらかというとブスで、これといった特技や趣味もなくて、特徴がない、と本人は言っている。

よく、「私って生きてる意味あるのかな」と話している。

生きてる意味はあるよ。

私にとって、貴女は唯一の親友だから。
かくいう私も、顔は可愛くないし、人に自慢できるようなことは何もない。

だから、貴女は貴女のままでいいんだよ。

私が悩んでる時に、そっと寄り添ってくれたのは貴女だったよ。
嬉しい時に一緒に喜んでくれたのは貴女だったよ。
悲しい時に一緒に泣いてくれたのは貴女だったよ。

これからも隣で一緒に笑ったり泣いたりしたい。
それだけで、十分なんだよ。

貴女は、貴女のままでいい。
それでいいんだよ。



「それでいい」

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