11/5/2024, 10:47:15 PM
途方に暮れて立ち尽くすことしか
できなかったのに
隠した本音もごめんなさいも
言えなかったのに
僕の耳は、隔てた壁の壊れる音を聞いた
ひび割れた隙間からのぞいたら
君の笑う顔が見えた
「一筋の光」
9/1/2024, 9:59:10 AM
通常運転。
なら、問題ないね。
それでいいから、
あの光まで行ってみようか。
君に会えたら、
欠けたとこ埋まるわけでもなくて、
だけど、それがいつしか愛しくなって、
僕らこれから手をつないで生きていこうか。
「不完全な僕」
8/21/2024, 10:10:09 PM
願いごとひとつ叶うならば、君に翼を。
ふたつ叶うなら、それをこの目に。
「鳥のように」
7/29/2024, 10:00:35 PM
安心しきった
こどもの顔で眠る君のとなり
ぼく、足がつくのに溺れてる
ねぇねぇ起きて 呆れて笑って
ねぇねぇ起きて ぼくを掬って
「嵐が来ようとも」
6/27/2024, 9:59:08 AM
顔をあげたときにはもういなくて
潮風も波の音も今は寂しく思う
そうか、行ってしまったんだ
砂浜に残る足あと見つけて
後ろ姿はもう見えなくて それでも
きみに届け、きみに届けと
大きく手を振った
また、いつか
それは身勝手な言葉だから
風に飛ばされて聞こえなかったふりしてね
どこか遠くでも元気でいてね
「君と最後に会った日」