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7/3/2025, 4:17:09 PM

そう思ってここまで来たよ
理想はまだ先だけどさ

「遠くへ行きたい」

5/28/2025, 9:58:49 AM

めでたし めでたし?

「これで最後」




――…

んなわけないね

また寝、真種、
終わりのふりした冬が来たけど
蒔いてくれたから信じられる

またね、またね、
終わりのあとに夜が明けて
いつかあの、まばゆい春に会いましょう

芽出たし 芽出たし!

5/13/2025, 9:59:32 AM

「……家、かな?」

君はしばらく悩んでから、真面目な顔でそう答えた。僕らは顔を見合わせて、それから「ズルじゃん」とケラケラ笑った。
季節は夏だった。

遅くなった帰り道、何人かの友達に手を振ったあと、たまたま同じ方向。いくつかの偶然が重なって、僕は今、君の隣を歩いている。
夏でも夜はすこしひんやりとして、吹く風が頬に心地よかった。
家に帰って布団に潜ったら、君は忘れてしまうような他愛もない話をいくつかして、そのなかの話のひとつだった。

「無人島にひとつ持っていくなら?」

よくある話題に君は真剣に悩んでくれて、その回答にふたりで笑い合う。
こんなことで、こんなに笑っちゃう。ちょっと悔しいのに、ずるいよ。息があがって空を仰ぐ。ああもう、月がきれいだ。

「無人島にひとつ持っていくなら?」

僕は言えなかった。
ずるいのは僕のほうさ。

すこし湿った夜の空気も、風に揺れてた草のにおいも、虫かカエルかわからない音色も、君の笑顔も、この熱も。
きっとずっと忘れないよ。
意気地がないから今日の思い出を切り取って、きっとずっと大事にして、いつか答えの代わりに持っていくよ。



「ただ君だけ」

4/20/2025, 2:48:21 PM

生まれたときから続いてるこの煌めきが
今もわたしを導いていて

特別じゃない
でも、この道の先に
わたしを特別と呼ぶあなたがいるから

行こう 行こう

願わくば、
その道すがらわたしも
誰かの夜闇を照らせたならば

「星明かり」

3/19/2025, 5:36:56 AM

右上にちょん、こっそり書き足す
頭の先からしっぽの先まで

「大好き」

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