3/30/2024, 10:13:51 AM
二人並んで歩く、帰り道。
君の隣に居られるのは嬉しいけれど。
今日のテストのこととか、たわいもない話ばかりで。
その度に僕は、君にとってただの友達でしかないのだと感じる。
「ていうかさ、君って好きな人とかいるの?」
そんな僕の言葉に、急にどうしたの? と可笑しそうに笑う君。
「いや、別に深い意味はないんだけどね。何となく気になっただけ。」
ふーん、と不思議そうな顔をする君。
君にとっては、何ともないかもしれないけれど。
知らないでしょ、解っていないでしょう?
僕にとっては、とても大切で。
この質問だって、「何気ないふり」をしているだけだってことをね。
〝何気ないふり〟
3/28/2024, 10:25:12 AM
生きている意味なんて、無いと思っていた。
死んでいる様に生きていた。
それなのに、僕のこの心臓が音を立てたんだ。
君の途方もなく澄んだ瞳が、僕のこの心を掴んで離さない。
嗚呼、死んでいたのではなかったのか。
ちゃんと生きていたんだな。
鼓動の音を全身で感じるという初めての感覚に、どこか恥ずかしさを抱えながら。
僕は息を吸った。
〝見つめられると〟
3/23/2024, 10:03:50 AM
僕にとって、君がそうで在るように。
君にとって、僕もそうで在りたい。
〝特別な存在〟
3/17/2024, 1:43:35 PM
君が悲しむなら。
嫌われたくないから。
困らせたくないから。
泣かないよ、君の前ではね。
〝泣かないよ〟
3/10/2024, 10:10:51 AM
愛も平和も、無いと思う。
この世界には。
愛のふりをした恋と、平和のふりをした犠牲で溢れかえっている。
そもそも人間は、本当の愛と平和を解っているのだろうか。
だけど、僕は。
愛とは、平和とは何か。
そうして滑稽に答えを探し求める人間を、少し。
愛おしくも思う。
〝愛と平和〟