Omothi

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2/26/2024, 10:11:14 AM

今日で君に会えなくなってから一年らしい。
まだ一年なのか。
君に会えないというだけで、ずっと長く感じるよ。

卒業式の時、私の胸に優しく花を添えてくれた君は本当に綺麗だった。
嬉しそうな、誇らしそうな。
だけど、寂しそうな。
そんな感情で瞳を揺らす君は、触れると消えてしまうんじゃないかというくらい儚かった。

君に会うためだけに、学校に行っていた。
君と言葉を交わすだけで、今日を生きれる気がした。

ここに来ればまた会えると思っていたんだけど。
太陽のような笑顔で迎えてくれると信じていたんだけど。
君がここを去るということは、何となく解っていたから。

君が今、誰と居て、何処で何をしているのか。
知る術は私にはない。
だからせめて、これだけは願うことを許してほしい。

これほどの愛しさを、たくさんの幸せを教えてくれた君の、今日という日が。
どうか優しさで溢れますように。


〝君は今〟

2/21/2024, 10:16:42 AM

今日は僕の誕生日。

まだ何年か、とも思うけれど。
もう何年か、とも思う。

息を吸って、吐いて。
その繰り返しで今日まで生きてきた。

そう。
吸って、吐いて。

気体ではなく液体に包まれていたあの頃の僕は。
まだ世界の眩さも闇も、何も知らなかった生き物は。
どこまでも無限大で、汚れのない白色だったのだろう。

もしもまた、あの地点から始まるのなら。
僕は一体、何で在るのだろう。


〝0からの〟

2/19/2024, 12:54:00 AM

毎日毎日、時計の針が午前0時を迎える度。

僕らは今日にさよならするんだ。


〝今日にさよなら〟

2/14/2024, 10:03:40 AM

あぁ、そうか。
今日はバレンタインなのか。

え? 何もしないのかって?
嫌なことを訊くねぇ。

まぁ、僕はせいぜいコンビニで買ったチョコレートを一人虚しく食べるくらいだよ。

いつか、いつか。
この日を好きになれるときが来るといいなぁ、なんて。


〝バレンタイン〟

2/4/2024, 10:10:54 AM

……はぁ、全く。これは嫌がらせか何かなのかい?
そんなもの、この僕と何の関係もないことなんて解っているだろう?

Kissなんて洒落た面しやがって。
もっとこう……お淑やかに「口付け」とか言えないわけ?
え、何。それは流石に痛いって?

あぁっ、もううるさいなぁ。
……ちっ何だよ、そこまで言うなら何だって良いよ。

Kissでもちゅーでも、口付けでも接吻でも。
どうでもいい、勝手にしてろよ。

せいぜい楽しめよな、幸せな奴等め。


〝Kiss〟

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