「ねぇ、何願ったの?」
「……内緒」
「ずるい。じゃあ私も内緒!」
〜Coming soon〜
#君と一緒に S7 幕間 side.S
これは秘密なんだけどさ
夜は静かで穏やかで
隣で眠る君の体温が心地良いこと
ふかふかの布団、暖かい毛布、微睡む時間
朝は明るく清々しく
まだ少し眠そうな君の顔が良く見えること
少し跳ねた毛先、小さな欠伸、カーテンの隙間から差し込む柔らかな光
朝も、夜も、こんなに素敵なものなんだよね
明け方にふと目が覚めた
どうやら君はまだ眠っているようだ
朝も、夜も、もうこなくていいと
そう言って泣いていた君の寝顔をしばらくの間見つめる
夜が明ける美しさを
おはようが言える喜びを
ささやかな幸せを
君にも感じてもらえたらいいなと思いながら
もう一度目を閉じて二度寝を決め込む
顔を出した日の光が二人をゆっくりと照らし始めていた
#日の出
今年もよろしくお願いしますって
言える人が多いって幸せな事だな
そうだなぁ…今年は趣味を伸ばす年にしたい
絵を描く、文字を書く、写真の撮影から加工…
旅行もいいな、文学巡りやカフェ巡りもしたい
もちろん音楽もやめないつもり
本や映画をたくさん見るのもいいかも
今まで時間全然取れなかったしさ
そうそう、ウィンタースポーツにもチャレンジしたいな
美味しいもの沢山食べて、綺麗な景色も沢山見て…
後は……やっぱり王道にゲームかな!
“楽しい時間”をいつも与えてくれる幼馴染も連れ回そう
あぁやりたいこといっぱいだ、忙しくなるぞ
#良いお年を
罪悪感なんてとうに捨ててしまったよ
胸の苦しさもほとんど忘れてしまった
だけど、
息が出来なくなるあの感覚だけが未だ慣れなくて
未だに心臓をぎゅっと掴まれる感覚が時折襲ってくる
浅く息を呼吸する
浅く吸ってそのまま息を止め、目を閉じる
まぶたの裏にチカチカと光る星が“おやすみ”を告げた
#星に包まれて
ぽつり、ぽつりと零れていく言の葉を一つ一つ丁寧に拾い上げた。そのどれもが形にならないままで、触れれば崩れてしまいそうで。
けれど、確かにそこにある重さを、掌でそっと受け止める。
言の葉たちは、痛みや迷いの影を帯びていて、どれも簡単に解けるものじゃなかった。
それでも、零れ落ちるままにしておくなんて出来なくて、大切な言葉の欠片を一つずつ拾い上げては、包み込むようにあたためていく。
“大丈夫、大丈夫、大丈夫だよ”
心が追いつかない夜も、気持ちが絡まってほどけない瞬間もたくさんあるに違いない。
だけど、そんな今が全て辛い過去になるのではなく、温かい過去になるように、
今はただ、ただ君の傍に寄り添っていたいと願った。