星を追いかけて


暗闇を進んでたら


どこがどこで

誰が誰だか

見えなくて


わたしは　家に

帰れなくなりました

今を生きる

そのために

過去を忘れる



思い出をでたらめに

消して

時の流れと

はぐれても


いつかの夕陽に

恋焦がれた日

手にしたかけらを

抱きしめて


あたしのあした、

迎えにいくかな

ビルの谷間に

吸い込まれていくように

飛べ


新月の海原で

船のオールを手放して

飛べ



生きててもしょうがないし

引き留めないでよ

心配してほしいなんて

思ってない

構ってちゃん扱いされるのは

嫌すぎる　



だから　飛ぶしかないじゃん？

自分で蹴り付けていくしかない

飛ぶ以外の方法　なんか

気休めでしかないしね

special day is not happy day.

You said that.

I understand, but I can't decide to break your heart.

揺れる木陰で

のんびり　うたたねしていた頃


あなた　と　わたし　だけが

おなじ世界に生きていた


はだしで　駆けまわり

草がついた　からだで

くっついて　笑いあっていた



わたしたち　に

知識という名の

疑いが　こびりつく前は

おなじ世界で

笑いあっていた



だけど　人は

赤い実を　齧らずに

大きくなることは出来ない



あなた　と　わたしは

常識という服に　袖を通して

新たな楽園であるかのように手招きする

地獄の世間へ

みずから　飛び出していった



さようなら　パラダイス

さようなら　はだしの子供たち