2/28/2025, 1:31:39 PM
no.21:『あの日の温もり』
冷めてるから 無理にでも呑まないと
カップの底に 座り込んで 泣けない
まわる まわる 遊園地の夜景
2/27/2025, 8:26:14 PM
no.20:『cute!』
可愛いって一瞬だけで作れるし
あっけなく 流れ落ちる
マスカラ
2/26/2025, 10:44:26 AM
no.19:『記録』やや平成味短歌
着メロが鳴るまで待ってる恋なんて
記録に残してどーすんの?
2/25/2025, 12:37:59 PM
no.19:さぁ冒険だ
「タンクトップとジーンズ。それからスタジャンにペンシルスカート」
チカは僕のノートをすぐさまメモ代わりにした。ラフなタッチの絵なのに、何が描いてあるか一発でわかる。チカにも充分魔法使いというカテゴリに入ると思う。
「月世界に行く時、どちらが映えるかな?あ、光もののビジューパーツがついた服はやめた方がいいんだっけ?」
他人のためだけでなく、時々は自分のために魔法を使う。チカはそうやって何度も危ない場面を切り抜けてきたのだろう。
異様に迷子になりたがるのも、次々に新たな冒険を提案するのも…チカの防衛術のひとつなのかもしれない。
2/24/2025, 10:02:32 PM
no.18:『一輪の花』
綿毛 クローバー 子兎
生まれたばかりのいのちで
いっぱいの野原を 眺める
坂の下の チューリップ
鉢植えにひとり座って
腰は 日に日に曲がりだす
昼ののんきな日差しにさえ
たどり着けない日曜日
ハラハラ 花びら散っていた