【子猫】11月16日
捨て猫の僕。そんな僕を拾ってくれたのは春になりかけた陽射しが暖かい、そんな日だった。
右足を怪我してた僕を手当して直してくれた。この人は誰だろう。ご飯もくれるようになった。ちょっと足を滑らせたりすると心配してくれるんだ。どんどん足を滑らせたくなるぐらいに、(笑) そんぐらい優しい人ってこと!
わからない、僕が寂しかっただけかもしれないけどね。ただかまってほしかっただけかも、!
でも僕そろそろお空にいっちゃうんだよね
どこか隙をみて窓からでも出なきゃな、。
By 猫
捨て猫を拾った。まだ風邪は冷たいけど陽射しは暖かい春の日だった。この猫、右足を怪我している。直してあげようと思ってちょっと不器用な私なりに頑張った。でも元気がなさそう、ご飯、あげてみようかな!どんどん食べてくれるのが嬉しくてついつい可愛がってしまう。ただの野良猫だったはずなのに。この子はよく足を滑らせて落っこちたり、落っこちたりしそうになる。心配でしょうがない、私がずっと傍で見て居てあげたい。でもここ最近ベランダの近くがお気に入りなのかな?もう冬だし私は寒くてコタツからでられないから近くに行けないんだけど(笑) また春が来る。次の春も一緒に遊んだりしよーね。寂しいからずっと隣にいてね。
By 私
#6
【スリル】11月13日
僕は今日4度目の自殺に挑戦する。なぜ4度目まできたかというと、
1度目は、予定していた日に母に止められ家を出れず、
2度目は、学校の昼放課に行こうとしたら弁当に珍しく誘われてしまい、
3度目は、誰かに背中を押された拍子に捻挫で足を痛め歩けなくなってしまった。
そのぐらいでやめるぐらいの覚悟かって?
いや違う。自分の思った通りの形で死にたいんだよ。
今日はとうとう屋上の上まできた。やっとこの世界から消えることができるんだ。
「ま、まって、!!」
誰かと思い振り返る。そこには2度目に失敗した原因の、僕を弁当に誘ってきたやつだった。
名前も知らないやつだった。
「誰だよ」
そいつが言う
「なんか最近◯◯君、様子がおかしいなって少し気になってたんだ。クラスの学級委員さ」
学級委員だからって自殺をとめる事までしなくていいと思うんだけどな。そう思っていたら、予想外の言葉がとんだ。
「足、大丈夫? それも僕がやったんだ」
「 、え?」
そんなことするやつだと流石に思えなくて意表をつかれた。背中を押してきたのはこいつだったのか。
僕はたぶんどこかで少し思ってたんだ。誰かが毎回止めてくれるかもしれないって、
承認欲求かなぁ(笑)
完璧に自殺できるのか失敗してしまうのか。そんなスリルがあって、こう、なんか、ヒュってする気持ち、わかる?楽しかったんだ。
でもだからって、その止め方は無いだろう?
#5
【飛べない翼】11月12日
私は鳥。鳥だと思う。
あってるよね、鳥だよね?
鳥類じゃなかったっけ、鳥の仲間でしょ?
なんで私鳥なんだろう。
空なんて飛べないよ?
羽なんてないよ?
ほかにも分類されるべき種類あったと思うんだよね〜。
でもね動物園とかでみんなに可愛いって言ってもらえるから、飛べなくても私が好きなんだ♡
そんな私はね
氷の上のバレリーナ
ペンギンだよ^^
#4
【ススキ】11月11日
「もう秋が終わるね」
君の背中に抱きつきながら呟いた。冷たいはずの風が、私にはあたらない。彼が全部受け止めてくれているから。君がいない冬なら来て欲しくないな。
君の後ろに乗って見る、風に倒れるススキが忘れられないよ。
#3
【脳裏】11月9日
「断ったよ」
ベッドの上で寝転がりながら、君の言った言葉が忘れられない。ずっと頭の中でぐるぐると巡ってる。なんで、あの子とならお似合いだと思ったよ。
「なんで断ったの」
思わずメッセージを送ってしまった。返事はくるだろうか、来たとしてどうしたいのか私は。
君の少し困ったような顔が頭をよぎる。
ごめんね、気づいてたよ
ずっと私のことが好きだったの
#2