鴨居

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9/21/2022, 4:06:37 PM

ふと、夜風に運ばれてきた寂しさに胸を掴まれる
中に入っていた芯が折れる音、それは貴方への恋ごころ
今の僕はまるで失くし物をした子供のようだ
折れて詰まった芯が喉の奥につっかえる
吐きダコのついた指を必死に隠す
嫌に静けさを保った冷めた部屋、僕が僕であるための砦
悪夢から覚めるようにと願いながら夜風を断ち切る
街灯の揺らぎなんて見ないふりをした

9/11/2022, 11:22:44 AM

何だかなと思い続ける日々
どこかで妥協は付き物で
そうすることで安心を得られるなら
まぁいいかと

8/31/2022, 10:44:33 AM

月を殺し、欠片を呑み込んだ
僕は月になりたい

8/6/2022, 10:06:43 AM

炎天下、熱にうなされ影とワルツを
メトロノームの様に揺蕩う僕を横目に
にたりとほくそ笑む悪魔

7/31/2022, 4:34:32 PM

声にならない病的な感情
疑り深い僕は隣に人を置くことなく
自室に籠り夢を見る
希死念慮の狭間、残るのは肉塊だけ

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