はやい梅雨明け
容赦なく照りつける夏の日差し

夏は嫌いじゃないけど
窓から伝わる熱気はちょっと滅入る

レースの遮光　カーテン　だけでは防ぎきれず
少しの明かり取りだけ残して二重に　カーテン

薄暗い日中の部屋
クーラーの音だけが響く

毎年何かしらの記録更新をする夏が来た

海の中をゆっくりと沈んでゆく

　青く深く　続く美しい海中

やがて紺碧のはざまを越え
光のない闇の底へ辿りつく

何も見えない
膝をかかえ動かない
漆黒の闇が癒しになる時もある

再び微かな青を探しながらもがくだろう

雨が上がる
天気予報に連なる太陽マーク

確実な　夏の気配

去年はセミの殻だらけだった庭の小さな木
今年は羽化を見るぞ！と意気込んでいる

私は知っている
とどまっていたって何も変わらないことを

知りたくても動き出すまでが億劫で
初めの一歩が恐怖でしかないことも

深く考えるのはやめよう
ダメ元精神を発動しよう
嫌だったら戻ってくればいい

少しずつ気持ちを昂めて
その時がきたらそっと覗いてみようかな
　まだ見ぬ世界へ！

おやすみ…
今日の　最後の声　だよ

寝言は無しにしよう

明日の最初の声は
たぶん、おはよう！

明日が必ず来るなんてわからないけど
言いたい
聞きたい

そしてまた
明日の夜に　最後の声　を伝えたい
おやすみ…