今年は元旦から時間仕事だった。
まだ少しお祭り感のある居間に1人
いつもの通りの出勤準備だけど
いつもと違う私だけの出勤準備。
玄関のドアを開けると
みかん色の日の出が眩しくて目を細目くしてしまう。
今日は冬晴れ。
歩きながら冷えた空気を取り込むと
ちょっとだけ、得した気分。
会社近くの雑木林を付近を歩いていると、1本の木を見上げている女性が1人。
つられて、見上げるとリスが小さな木の実を食べていた。
いつもの道なのにいつもと違う風景。
いつもと同じだけど、いつもと違う。
日常の中の小さな幸せを
今年は見つける事ができたら良いな。
終わってみたら良い年。
嬉しい事もあり 心痛む事もあり
泣きたく事もあり 大笑いしたり
イライラしたり 寝たら忘れたり
「はぁ⤴︎」と 爆発寸前やら
「はぁ⤵︎」と 落ち込んだりも
したけれど
なんだかんだで 去年より良かった。
去年よりも ほんのちょっとだけ
嫌な事が少なくて ほんのちょっとだけ
良い事が 感じられたらな
2025年 振り返ったら 良い年でありますように 今年も精進いたします。
「お母さんこれよんで」
図書館に子供と一緒に行った時
せがまれた絵本の一つ。
“てぶくろをかいに”だった。
読み終わった後
「よかったね。」と子供は言うけれど
大人になった私は
「そうだね』と言いながら
何処かの奥がモヤモヤしてギュッとする
感覚があった。
後から知った事だったが
小学生の時に国語の教科書に載っていた
“ごんぎつね”と同じ作者だった。
新美南吉さん‥。
せっかく思い出したから
他の作品も 探してみようっと‥‥。
寒い日のお風呂上がりにはゆず茶を
飲みます。
お風呂から上がるとお湯を沸かし
冷蔵庫から”ゆず茶”とラベルが貼ってある瓶を出す。
カレースプーン一杯分を瓶からすくい
マグカップに入れ沸いたお湯をそそぐ。
ゆっくり満遍なく溶ける様にかき混ぜる。
ふわっとゆずの香り。
熱さを確認しなが、ゆっくりと飲む。
私だけの冬の楽しみ方。
「お母さんココアある?」
「あるよ。この間買った。」
「牛乳は?」
「あっ‥忘れた。」
「お母さん牛乳嫌いだから‥。」
「今度買って来るね。お湯でいい?
「いいよ。」
平日夕方鼻を真っ赤にしながら
学校から帰ってきた。
やかんが“シュンシュン”と言ったところで、ガス台の火を止め熱々のココアを
入れる。
猫舌の子供はいつもより長めにかき混ぜ、長めに“フウーフウー”していた。
「やっぱり牛乳の方が美味しいね。」
「‥‥‥。その前に何か言う事ない?」
「‥‥‥。ただいま。ココア入れてくれて
ありがとう。」
「おかえりなさい。明日は牛乳買って
来るね。」
テレビは地方の情報番組が流れている。
なんでもない夕方のひと時。
次の休みの時には甘いココアを一緒に
飲もう…。