音はない。
風景もない。
人物は見えない。
感情は言葉に乗って伝わらない。
スピード感も どこかも分からない。
架空は本当の感情はどんな気持ちで
何を想像して書いたかも
分からない。
私の拙い想像力を補いきるしかない
文字しかない。
それでも気づけば人物に愛情を持っていたり
私なりの世界を作り上げ
恐怖も楽しさも悲しさも伝わってくる
スピードは時間を止めたかのように
ゆっくりと文字を追う。
挿絵のない白黒の文字と紙が
頭の中に宇宙を作る
そんな本。
–好きな本–
晴れてるなぁと思ってたのに
だんだん厚い雲がかかっちゃって、
気がついた時には雨が降ってるから
しばらく降るのかなぁと思いきや
少しずつ晴れてきて
日差しも見えたり
大忙し。
でもまただんだん曇っちゃって 空。
元気だなぁと思ってたのに
だんだん心に雲がかかっちゃって
気づけば涙が止まらなくなってるから
しばらく心が痛むのかと思いきや
少しずつ立ち直って
笑顔も見れたり
大忙し。
でもまた考え事して曇っちゃって 心。
疲れちゃうね。
–あいまいな空–
鬱陶しい雨
雫が落ちた先に
咲き乱れる四片(ヨヒラ)の宝石。
赤、青、紫
隣にいても違う色で輝く
不思議な手毬花。
どんなに雨が鬱陶しくても
毎日出かけなきゃいけない
雫が落ちれば
いっそう輝いて見える
それを狙って咲くかのよう。
雨の鬱陶しさを味方につけた
愛され上手。
うんざりな季節に
楽しみをくれる子。
–あじさい–
ゲームが好き。
お酒が好き。
食べるの大好き。
お肉大好き。
ゴロゴロするの好き。
寝るの大好き。
一人が好き。
世間ではあまり褒められないことが
好き。
勉強が嫌い。
お水が嫌い。
太るの大嫌い。
野菜大嫌い。
運動が嫌い。
早起き大嫌い。
人といるの大嫌い。
世間では褒められるべきことが
嫌い。
好きにならなきゃいけない嫌いなこと。
嫌いにならなきゃいけない好きなこと。
たくさんあって
あぁ 嫌 だな 。
–好き嫌い–
鳥の声で目覚めて
カーテン開けたら緑がいっぱい。
いろんな種類の花が咲いててね
心地よい風が抜けるの。
夕方で影が長く伸びて
緑と仲良し。
そんな場所。
車の音で目覚めて
無機質なビルがいっぱい。
ありきたりな花が咲いてて
冷たいビル風が抜けるの。
お昼には建物で全部陰の中で
緑はたまに見る程度。
そんな場所。
自然は自然でいて欲しいのに
とってつけた自然ばかり。
都会の
–街–