どうしてこの世界は、こんなに汚くて綺麗なんだろう。
時にはひどく辛いことがあって。その反対に、とても嬉しいこともある。
嬉しいことばかり起こるならずっと幸せでいられるのに。
でもきっと、辛いことと嬉しいことが両方存在することで、世界は調和をとっているんだろう。
そうでなければ、
この世界は壊れてしまうのかもしれない。
【6月9日 どうしてこの世界は】
毎日のように君と歩いた道を久しぶりに通った。
あの時は桜が咲いてたとか、ここで寄り道したとか、
そんな記憶が沢山甦ってくる。
道を歩きながら一つ一つ思い出を確かめているうちに、
だんだんと君に会いたい気持ちが強くなっていった。
きっと未来でも、この記憶を忘れることはないだろうな。
【6月8日 君と歩いた道】
水たまりに映る空は、本物の空よりも綺麗に見える時がある。陽の光を受けてキラキラと輝いているからだろうか。
まるで新しい世界が出来たみたいだ。
だけど、そんな綺麗なものはすぐに無くなってしまう。
勿体無いなとも思うけれど、
その儚さが美しいような気がする。
【6月5日 水たまりに映る空】
あなたの瞳に映るのは自分だけがいい。
なんて、そう思ってしまう。
あなたには幸せでいて欲しいと、そう願っている。
だけど、あなたにだけは負けたくない。
置いて行くだなんて許せない。他の人といる、自分の知らないあなたを見ると、胸がざわつく。
向こうよりも、もっとこっちを見ていてほしい。
自分だけを見ていればいい、あなただけが自分の知らないところで幸せにならないで。
この感情には、何と名前を付けるべきだろうか。
恋か、愛か、それとも────
【6月4日 恋か、愛か、それとも】
あのとき、君との約束を果たすことが出来なかった。
今でも後悔の気持ちが残っている。
だから、今度こそ、今度こそは失敗したくない。
君を悲しませたくはない。君には笑っていてほしい。
今度こそはきっと上手くやってみせる。約束だよ。
【6月3日 約束だよ】