若葉

Open App
3/10/2024, 12:01:07 PM

愛と憎しみ
戦争と平和
生と死
強さと弱さ

相反する言葉だけど
双方だれかの なにかの 犠牲のもとに
成り立つことが多い気がする

いつか
あの人の幸せのために
傷つき泣いた日を忘れない

#愛と平和

3/9/2024, 1:46:57 PM

過ぎた日々や行いを省みることは
たまには必要だけど 基本的には
明日くる未来を見つめて生きていきたい
時間は前にしか進まないのだから

#過ぎ去った日々

3/8/2024, 12:21:58 PM

もしもスマホを無くしたら
本体は新しく買えば済むけど
写真やラインのデータを無くしたら
どれだけお金を積んでも戻ってこない

最近のスマホやパソコンはほぼすべてのデータがクラウド保存なので、全部消えて無くなることはなさそう

けれど 思い出とか大切な人との記憶はまさにプライスレスでかけがえのないもので

本当はバックアップなんか存在しないんだ

#お金より大事なもの

3/7/2024, 12:15:16 PM

春めく弥生の 帰りみち
霧に霞んだ 月あかり
潤う夜気に 清められ
仄かに香る 梅の花

#月夜

3/6/2024, 9:32:05 PM

その日は満席の飛行機に乗っていた。荷物は身の回り品と小さな巾着がひとつ。巾着を開けると三日月の欠片が静かに光っていた。

実はほんの二週前にも空の旅をしていた。十年ぶりに姉に会いに行ったのだ。病床の彼女はすっかり痩せていたけれど、のんびりとした雰囲気そのままに自分を待っていてくれた。
姉も自分も年老いた。なんとそろって耳が遠いところまで姉妹で同じとは…仲が良いか考えたこともなかったが絆とはそんなものだろう。数日間の滞在中にだんだん元気になっていく姉としばし会話を楽しんだ。

またねと別れ十日を待たず姉は帰らぬ人となった。主を失った補聴器は形見の品として自分の手に残された。二人を繋いだ左右対称の小さな三日月…十日前には確かに片方ずつ使い、話が弾み笑い合っていたのだ…

もうすぐ羽田に着く。ふと、天国に近い空の上で耳に小さな欠片をあてがえば姉の声が蘇るような気がした。
…やめた。これからも続く静かな独りの時間のためにとっておこう。

#絆

Next