récit

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3/23/2024, 1:38:38 PM

尊大な魔女ゾワメムはひとり鏡を見ては自分を世界一美しく特別な存在だと信じている。
実際は髪はガシャガシャ、顔は灰色、服はカビと毒草の焦げたにおい。
齢500年を超えても変わりなくマウント人生を貫いている。
ゾワメムの歪み鏡はまさに彼女にとって特別な存在。


題「特別な存在」

3/22/2024, 11:14:54 AM

山を登り壮大な眺めに癒される。
やまびこスポットでヤッホーと叫べば山は返事をくれて
声が響き合い元気が満ちるだろう。
きっと楽しくなる。
けれど意外にも周りの人は誰も叫ばない。
ちょっと勇気がいるけど
バカみたいと思われても
ヤッホー!

題「バカみたい」

3/21/2024, 10:52:41 AM

3月の曇り空の休日に
僕は海岸線を車で走る。
宇多田ヒカルを聴きながら。

彼女の歌声は寂しげにひとりぼっちの詩だ。

今この空間に浮かぶ影は
孤独な歌のミューズ。

感傷的過ぎない歌詞が
僕の中で重なる。

ミューズと僕の
二人ぼっちで満たされる
ドライブだ。

題「二人ぼっち」

3/20/2024, 10:40:12 AM

森の子グマからの贈り物、キノコいっぱいの宅配便。

キノコのパイを作って、感謝の気持ちと楽しいお食事の誘いのお手紙を書こうととしたら目覚ましの音。

夢中で美味しそうなパイを作ったのに食べずに目が覚めた。

お礼状書く前に食べるべきだったのかな。


題「夢が醒める前に」

3/19/2024, 1:03:48 PM

旅行のはじまり。
コンサートの幕が上がる前。
今から何かが始まる時は
胸の中に
春の光に飛び跳ねるうさぎがいるみたい。

題「胸が高鳴る」

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