récit

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3/19/2024, 1:03:48 PM

旅行のはじまり。
コンサートの幕が上がる前。
今から何かが始まる時は
胸の中に
春の光に飛び跳ねるうさぎがいるみたい。

題「胸が高鳴る」

3/18/2024, 1:46:22 PM

T氏は朝起きると売れっ子芸人になっていた。

仕事は忙しい。睡眠時間は3時間。一言一言に神経を使う。みんなが自分に注目する。その辺をぶらりと歩いてるだけでも疲れる。

人気商売に対する世の中の評価は曖昧で不確かだ。
自分のお笑いの才能も不確かだ。

昇降前後かき混ぜながらどうにか進んでみる未知。


題「不条理」

3/17/2024, 1:25:49 PM

人前では泣かなくても心の中では涙が溢れていることもある。

優しい心を持つ人や、自分の弱さを見せたくない人、それぞれが違う思いを抱えている。
泣いていいのに。

題「泣かないよ」

3/15/2024, 11:28:31 AM

万華鏡の中はくるくる回る小さな宇宙。

色とりどりの星々があふれるばかりに軌道は無限に変化する。

どんなに傾けても倒しても星はこぼれ落ちず煌めいている。

題「星が溢れる」

3/15/2024, 1:17:55 AM

イメージは何かを成し遂げた人の晩年の瞳。

無抵抗主義のガンジーも戦争と平和のトルストイも安らかというより強い意志を感じさせる瞳をしていたような気がする。

無為を説いたお釈迦さまは安らかな瞳だったのかもしれない。

題「安らかな瞳」

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