都会の空中庭園に舞い降りて優雅なポーズをとるイケメン猫。
赤い薔薇にKissをしてダンスを始める。
イケメン猫が空に跳び上がれば人々は息をのむ。
ビルの灯りが舞台を照らし
ダンスの躍動と美しさに見上げるばかり。
イケメン猫に心ゆくまで酔いしれる。
題「Kiss」
récit œuvre originale
エルフは1000年先も世界を歩き続けた。そこは未来の風で満たされクリーンなエネルギーが溢れていた。
復元された森の秩序は健やかで心地よさを感じながら歩いた。
街では人々が幸福を追求する新たな技術をさらに創り出しているようだった。
人々も長生きになり笑顔で過ごしている。
世界は豊かさに満ちていてエルフは安心しながら歩き続けた。
でもどこからか争いの音が聞こえてくる。エルフがそこに近づくと人々の間の大きな争いを目撃した。
エルフは、人間の本質は変わらないのだと改めて理解した。
エルフは2000年先も歩き続ける。
題「1000年先も」
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少女の手に小さく束ねた
可憐な忘れな草。
淡い恋の想い。
白いコットンワンピース。
初夏の風に
やさしく青く揺れる。
題「勿忘草(わすれなぐさ)」
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お話シリーズNo.1
美しい乙女は青いブランコを漕ぎ続けていました。
空に届こうとして、いつまでもいつまでも百年千年と漕ぎ続けたのです。
全てを忘れ漕ぎ続けました。
それでも空には届きません。
神々は乙女のそんな姿を見て、乙女を空へと放ち星座にしました。
乙女はブランコの星座として夜空を輝かせているのです。
題 「ブランコ」
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☆ブランコノセイザハタブンアリマセン、ソウサクデス
旅路の果ては新たな旅へのスタートの地。
題「旅路の果てに」
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