1/24/2024, 10:50:18 PM
逆光が写しだす場所はどこか遠くを思わせる。
そこではくっきりと浮かぶ影が太陽とのダンスを奏でる。
流れる光は自由に逃げるが
影は時を止めようと追いかける。
この光と影の一瞬を捕まえようとしている。
題「逆光」
récit œuvre originale
1/22/2024, 1:49:53 AM
空気がふくらむ夏の夜、
星祭りの広場でみんなが踊っていた。
音楽が微かな風に溶け込み踊ろうと誘う。私は踊る。君も踊る。
夜空から落ちてきた星々が髪をつややかに揺らしてくれていた。
題「特別な夜」
récit œuvre originale
1/17/2024, 11:32:05 PM
木枯らしが吹いて
秋は去ったと告げた。
心地よかった金色の空気は灰色に変わり
無愛想な冷気が目を覚ます。
表情は重くなる。
遠い北の来訪者ツグミは
梢で軽やかに歌う。
手を繋いで心を繋いでと。
題「木枯らし」
récit œuvre originale
1/16/2024, 11:14:30 PM
期待で膨らんでいる時の
想像する先は
きっと美しく
いつか見てみたいと願う。
題「美しい」
récit œuvre originale
1/15/2024, 12:31:28 AM
どうしてだろう、
決して手に入らないものが永遠に美しいと言うのは。
それは失うことがないから。
題「どうして」
récit œuvre originale