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10/24/2023, 8:17:45 AM

大切なものも、大切なひとも
好きな風景も、お気に入りのお店も
いつかは無くなる、変わる、違う何かに
いつだって変わらないのは、
この、どこまでも続く青い空だけ

(どこまでも続く青い空)

10/23/2023, 2:09:23 AM

急な肌寒さにくしゃみをひとつ
季節のずれた綺麗な服を着て
衣替えをしそびれたと、君は笑って言った
僕の好きな色、かたち
そうだ、僕はその服を着た君を可愛いとたくさん褒めた
可愛くて大事なのは君だからと
優しい君の体温が、逃げないように抱きしめた

(衣替え)

10/21/2023, 10:39:38 AM

広くなった部屋にひとり立ち尽くして
じわじわと現実が胸に沁みわたる
離したくないとみっともなく縋って
声が枯れるまで叫びつづけていたのなら
何か変わっていたのだろうか
今になって僕は
悲しみで、声を枯らしている

(声が枯れるまで)

10/20/2023, 7:54:07 AM

あの日、あの場所、あの時間に起きた
ほんの少しのすれ違いさえなければ
今と違う未来が待っていたかもしれないと、考える
ほんの些細なことで袂を分かってしまったのだから
どうせ結果は今と変わらない
その事実を飲み込める程
まだ大人にはなりきれない

(すれ違い)

10/19/2023, 7:20:49 AM

秋晴れの空、冷たい風
刺すような鋭さに変わるのも、もう間もなく
早くも暖かさが恋しくなる
あのひとの温もりが欲しくなる
寂しいからじゃなくて、風がそうさせるだけ

(秋晴れ)

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