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4/8/2024, 6:30:05 AM

遠くのオレンジ色が消えて無くなるまで
二人で沈む夕日を見ていた
太陽は、朝になれば反対側からまた昇ってくるのに
僕らの時間はこれっきりかもしれなくて
もっと、もっと、何度でも一緒に見られたらいいのにな
次の太陽が登るまでに
きっと、お互い、もう大人になっている
それが、少しだけ寂しかった

(沈む夕日)

3/7/2024, 12:15:57 PM

私に月夜は眩しすぎると
目を細めて君が言った
僕たちは本来、一緒に居られはしないのだと
そんな風に言われた気がした
悲しみと寂しさで詰まる喉を
季節外れの冷たい風のせいにして
絡めた指がほどけないように
強く強く力を込める

(月夜)

2/18/2024, 10:41:50 AM

何度目かの、今日にさよなら
迎える明日に光が見える
なんて、
新しい一日が始まることを
ひどく恐れているっていうのに
今日が終わる。明日が始まる。
本当はまだ、ここにいたかった

(今日にさよなら)

1/22/2024, 6:27:30 AM

君と過ごした特別な夜
いつのまにか、それは日常の一部に変わっていた
落ち着かない心臓の音も、勝手に赤くなる顔も
今では、静かな呼吸と穏やかな表情に
物足りなくなんてない
また新しい特別を、君と作っていけるから

(特別な夜)

1/14/2024, 11:21:21 AM

どうして、こっちをみてくれないの
どうして、何も言ってくれないの
どうして、たすけてくれないの
そんな言葉を、ぜんぶ、ぜんぶ、のみこんで
いつもの笑顔ができているのかどうか
鏡を見ても、僕にはもうわからない

(どうして)

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