(意味のないこと、)🦜
あのね
もともと僕は
普通の雀で
食いしん坊だったんだよ。🦜
・稲穂は食べるし。
・虫も大好きだし。
・雑草の種子も食べるんだよ。🦜
(いわゆる、雑食性
なんだね。)
✣そんなの、
意味の無い事だと
思って居たんだね。🦜
でも、
「神様は、ちゃんと
見抜いて居たんだよ。
・僕が将来、人間、しゃんの
厄を啄む事で幸せに出来て、
さらに、幸せを
運ぶ事が出来る素質を
持って居る事を。」🦜
✣其れから、僕は
南の守護神、
《朱雀。》しゃん、の
元で修行をつんで
眷属の、仲間入り
したんだよ。🦜
【世の中には絶対意味の無い
事は、ないからね。】
❝眷属の仲間の紹介は後ほど
するけど、次の機会に。❞
(あなたとわたし。)🦜
あのね
・僕はまだ幼い
こすずめ。、だから
そんなに
お付き合いする
している
雀は多く無いんだね。🦜
《強いて言えば
娘すずめ、しゃん。
位かな》
「娘すずめ、しゃん。は
お友達で
・秋に生まれた、(秋子。)
僕は
・春に生まれた、(春子。)
なんだね。」🦜
・娘すずめ、しゃん。は
優しくて
可愛いけど
怒ると物凄く怖いんだよ。🦜
・僕は、自分で言うと
なんだけど
見た目は良い雀で
少し、怖がりなんだね。🦜
✣娘すずめ、しゃん。は
まだ知らないけど、
親同士が決めた。
【許婚者なんだって。】
❝かかあ天下になるのが目に見えて、
今から、頭が痛いんだよ。❞
(柔らかな雨。)🦜
僕が・・・・
知ってる雨はね。🦜
・シトシト降る雨。
・ザーザー降る雨。
・小雨。
(でもね)
✣柔らかな雨。は
知ないんだよ。🦜
(だから)
「少し怖いけど
眷属仲間の
龍、しゃん。に
聴いてみたんだよ。」🦜
《姿は物凄く怖いけど、
優しく教えてくれたよ。》
✣其れは、[穀雨]と
云って、
✣五穀豊穣を齎す
恵みの雨なんたって。🦜
❝龍、しゃん。は眷属の
頂点に立つ。神様に
近い存在なんだよ。❞
【龍神。とも呼ばれるよ。】
❣お話が、逸れてスミマセン
でした。🦜🦜🦜
(一筋の光。)🦜
あのね
僕が、
生まれた時は・・・、
(玉子、から出る時だよ。)
真夜中だったんだね。🦜
だから、お家の中は
真っ暗なんだよ。🦜
「お母しゃん、は
僕を暖めて居て、
僕が、生まれたけど
姿が視えないから
危うくお家から
落とす所だったんだよ。」🦜
(でもその時。)
✣満月から
一筋の光が
お家を照らして
くれて僕は
落とされずに済んだんだよ。🦜
《此の話は、お母しゃん
から聴いたんだけどね。》
【何故か知らないけど、
満月を観ると
一筋の涙が
流れるんだよ。】
❝何故なのか、僕は知らないけど。❞
(哀愁を誘う。)🦜
あのね
僕の、後ろ姿に
哀愁を誘うと
よく言われるんだね。🦜
(でもね)
「哀愁は・・・不幸。
では、
無いんだよ。」
✣物悲しいけど
何処か懐かしい。🦜
・僕は、眷属として
多くの人達に幸せを
運んで来たし。🦜
・眷属。に成る迄
厳しい修行に
励んだ。🦜
〔すごく、充実してた。❳
でも
【喩え、眷属だって
すずめ、は 雀。
寿命は短い。】
❞眷属として、お勤め出来る
残された時間を想うと
哀愁が・・・ね。❞
・🦜🦜🦜。