(奇跡をもう一度。)🦜
これは
僕の、お母しゃん、から
貰った本なんだけど。🦜
・隨分古い本で、
「ある小さな雀の記録。
人を慰め、愛し、叱った、
誇り高き
クラレンスの生涯。」🦜
✣内容は簡単に云うと
第二次世界大戦中
瀕死の雀が老ピアニストに
助けられ生きた、
12年の生涯を
書いた本で、実話なんだね。🦜
✣小さな生き物への
愛情と奇跡。🦜
【こんな奇跡がもう一度
起こる事を、
僕は信じてるから
機会が有ったら
読んでみてね。】🦜
(たそがれ。)🦜
あのね。
すずめ、の間ではね。🦜
・黄昏の時間帯は、
逢魔が時。や
暮れ六つ時。
と、言って
とっても、危険で
危ない時間
なんだって。🦜
(理由は、知らない。)
「そんな、怖い時は
優しい、叔父さんの
お家に逃げ
込むんだよ。」🦜
✣叔父さんは、
食べ物をくれたり、
✣お家に泊めて・・。
くれる。🦜
【とっても、
頼りになる
人なんだよ。】🦜
(きっと明日も。)🦜
あのね
いつも、僕が
疲れた時に
休むとまり木にね。🦜
・とっても
素晴らしく
綺麗な白い羽根の
すずめが
隣に来たんだよ。🦜
(少しだけと、
びっくりしたけど。
お話したんだね。)
「白い羽根の雀は
神様の使いの
眷属の中で
一番位が高いんだよ。」🦜
✣話しの内容は
明日お話するから、
此のとまり木に、
居て欲しいんだって。🦜
【きっと明日も、白い雀は
約束通り来てくれるよね。】
(静寂に包まれた部屋、)🦜
夕陽も
落ちて
暗くなり始めた頃、🦜
遊び疲れた
僕は
お家に帰るんだけど。🦜
「僕のお家は
人間しゃん、の
お家と
違って、テレビも
無いし
蛍光灯も無いんだね。」🦜
だからね。
灯りと、いえば
点々と光る
お星様と
光り輝く
お月様位なんだよ。」🦜
(でもね)
【此の、静寂に包まれた
お家とお部屋に
居ると、
心穏やかに
なるし優しい気持ちに
なれるんだよ。】🦜
(別れる際に。)🦜
あのね
別れ際といっても
別にこれで
最後と云う
訳では無いんだよ。🦜
・夕方に
なったから
お家に帰る
時間の時の事なんだけど。🦜
(隨分あそんだんだ後)
「娘雀しゃん、が
急に、僕を見るんだね。」🦜
・内心、びっくりしたよ。
✣今日は、僕の
誕生日。🦜
・娘すずめ、しゃんが
花を摘んで
一本の羽を飾りに付けて
・僕に、誕生日プレゼントを
くれたんだね。🦜
【僕は、一段と
娘すずめ、しゃんが・・
好きになって、
しまったんだよ。】