(些細な事でも。)🦜
此の前
娘雀しゃん、と
喧嘩してから
・僕も
しばらく
哀しかった
(だからね。)
「以前、
優しい叔父さん、が
くれた。
・アンパンに、
付いてた、
《ケシの実。》を
持って仲直りを
したんだね。」🦜
✣ケシの実は、
二つ付いてたから
1つずつ、食べた。🦜
【とても、美味しかったし
すごく幸せな味だった。】
❝娘すずめ、しゃんは
やはり、可愛いな。❞
(心の灯し火。)🦜
僕・・・ね
少しだけ、
考えたんだよ。🦜
・僕は将来。
立派な
すずめ、に
成れ無いんじゃ
無いかと、🦜
(でもね。)
「立派な、雀に成る為の、
困難を恐れる
事無く。
・清らかな
広い心を持つ事を
目標にすれば、
きっとなれる。
そう信じる事が・・。」🦜
【心の灯し火。だと
気付いたんだよ。】
(開けない、LINE。)🦜
・僕・・・ね。
喧嘩したんだ
娘雀しゃん、と・・🦜
お家に帰っても
まだ怒って
居たから、
LINE・・でね。
・もう、会わないから、
さよなら
したんだよ。
(でもね。)
「娘雀しゃん、の返事の
言葉には
涙の跡が
見えるんだよ。」🦜
✣泣いて無いと
言うけれど。
【気づかぬ訳は無いよ、
大きな結晶
だもの
雀の涙は。】
❝もうLINE、は開かない。❞
(不完全な僕。)🦜
僕は・・・。
普通のすずめより
少し、体が小さくて
目も見え難いんだよ。🦜
(それで。)
「今の、季節は稲穂が
実を付け始めて
実が、ミルク状に
成るから
お米より、美味しい。」🦜
[だから。]
・田んぼの上は
雀が、群れて
稲に飛び込むんだね。🦜
✣僕も、負けずに
稲穂目掛けて
飛び込んだら
間違えて、
他の雀にぶつかって
・気絶した。🦜
《涙が出る程、痛かった。》
❝今年の、お米は僕の涙の
味がするよ。❞
【たぶん。】🦜
(香水。)🦜
僕は・・・ね。
・男の子だから
・女の子みたいに
香水は、付けない。🦜
(でもね。)
「僕の、誕生日に
娘雀しゃん、
から
・プレゼント、に
貰った。
《外国製の名刺入れ。》
に
入れる【香水香。】が、
日本の和。の
香りがするんだね。」🦜
《だから。》
✣初対面の、
雀しゃんに、
名刺を、渡すと、
❝僕に、一目置くんだよ。❞