(視線の先には。)🦜
あのね。
先日に
余りの
暑さに、耐えかねて、
(娘雀しゃんと
水辺に
水浴びしたんだね。)
・そしたら
青サギしゃんが
羽根を合わせて
(念仏修行)
して居るみたい
なんだよ。🦜
《感心して
仏様の名前を、
そっと
聴いてみたら、》
[ ・鰯。・鰤。・鯉。。]
皆、魚なんだよ。🦜
「つまり、🦜 お腹が空いて
魚を、食べたい
一身だけだったんだね。」🦜
【断食修行、は
大変な事なんだね。】
(私だけ。)🦜
あのね。
僕は・・・ね。
少しだけ
特別な鳥で、
(心の綺麗いな人と
そうでない人が
自然に、解るんだよ。)🦜
《だから。》
「すずめ、が
そばに
寄って来て
離れなかったら
追い払わないで
可愛がってね。」🦜
【きっと、雀が、
素晴らしい、
プレゼントを
運んで来て
くれる筈だから。】
(遠い日の記憶。)🦜
僕が・・・ね。
まだ、
とても幼い頃
・お母しゃんから
稲穂を貰おう
としたら
(勢い余って巣から
落ちたんだよ。)🦜
・人間しゃんが
皆困って
いたら。
「女の事務員しゃんが
ピンセットを
口觜にして
お米を
食べさせてくれて、
・右手で、仕事をしながら、
・左手で
僕を、温めてくれた。」🦜
《生命の、恩人なんだ。》
【母性本能は。
すずめ、も
人間しゃん、も
同じで、凄いもの
なんだね。】
(空を見上げて心に浮かんだ事。)🦜
・あのね。
僕が巣立った時、
羽根の力が
足りなくて、
飛べ無かった。🦜
(でもね。)
《僕は、想ったんだ。
あの大空を
自由に
飛びたい。》🦜
「あれから、数年・・。
・僕は
大鷲にも
負けない、
鳳凰に、
成れたんだよ。」🦜
【伝説は、本当だったんだね。】
(終わりにしよう。)🦜
あのね。
僕・・・ね。
娘雀しゃんと
喧嘩してから
口を聴かなかった。
(でもね。)
「口を聴かないと
だんだん、
寂しくなって
涙がこぼれる
様になったんだよ。」🦜
《やっぱり、
喧嘩は良くない。
明日は、
娘雀しゃんの
大好きな、
稲穂を持って
ごめんなさいと
言おう。》🦜
【だって、未来の
奥しゃんになる、
すずめ、しゃんだもの。】