エッセイ
「ぼっち・ざ・ろっく8話感想」
ニコ動で「ぼっち・ざ・ろっく」8話を見ました。ぼっちが覚醒したライブのシーンで感動して涙が込み上げてきました。泣かないで済みましたが、もう少しで涙腺が決壊するところでした。
正直最初は「なんか原作と違う。コレジャナイ」と思いました。
4話を見た時点で視聴を打ち切ろうとしたけど、5話が話題になっているので見たら「コレヨクナイ?」に気持ちが変化。
6話の路上ライブで「コレスゴクナイ?」になり、8話で「コレダイスキ!」になりました。
派手なストーリー展開はないんですが、キャラの心理を丁寧に描いているので凄く好感が持てます。
共感できて、キャラと一緒にハラハラしたりワクワクできて楽しいです。
地味だけど丁寧という点で「けものフレンズ」1期に似てると思います。あの作品も制作者のひたむきな情熱が伝わってきて良かったです。
久しぶりにアニメで熱くなれました。勢いで「水星の魔女」も見ました。途中視聴で訳が分からないながらも重厚な世界観に引き込まれました。1話から見てみようと思います。
アニメっていいですね。
「誹謗中傷について」
誹謗中傷は人間の本能みたいなもので、どの時代にもどの国にもあって、絶対になくすことはできないと思います。
自分は文章を書くのが好きでネットに色々アップしていますが、やっぱりどうしても誹謗中傷めいたものはたまにきます。
少し悲しい気持ちになりますが、先述したようになくすことはできないものなので、うまく付き合うようにしています。
例えば「こういうことを言う人も、まあそれなりの事情があるんだ、仕方ないのさ。彼は悪くない、社会が悪いんだ」という感じで、その人じゃなくて社会のせいにしてしまえば、不思議と恨みがましい気持ちも消えてしまいます。
すると「俺、誹謗中傷されても傷付かなくなった。やったぜ」みたいな感じで、逆に自信を付けることができます。
という訳で誹謗中傷は精神を成長させるいい機会になると思います。誹謗中傷なんかに泣かないで、したたかに生きれば人生楽しくなると思います。
・エッセイ「学校について」
子供の自殺が過去最多で、1年に500人が自殺しているそうです。
こういうニュースに接するたびに、何とも言えず悲しい気持ちになります。希望に満ちた若者なんだから人生を終わらせないでほしいとつくづく思います。
しかし、自分の若い頃を振り返ってみると、辛い思い出ばかりで、希望なんて何処にもなかったという記憶があります。その辛さの原因は学校でした。
僕の通っていた学校は暴力・暴言・恐喝などの犯罪行為が蔓延し(まあ、どこの学校でも大抵そうでしょうが)、誰も取り締まる人がいませんでした。そんな無法地帯の密閉空間に1千人以上の生徒が密集するのですから、様々な苦労がありました。
スクールカースト底辺の陰キャの自分は叩かれたこともあったし、唾を吐きかけられたこともありました。何よりも辛いのは仲間外れという精神的ないじめでした。
生きた心地が一瞬もありませんでした。地獄でした。
そんな地獄に1日8時間以上耐えないといけません。
さらにその地獄の8時間が小学校~高校まで12年間もあるのです。
加えて遠足、運動会、修学旅行などの行事が目白押しです。
しかも「学校に行くか行かないか」という選択肢は子供ではなく親が握っていたのですから、子供の自分はどれほど辛くても強制的に学校に行かされるしかありません(「学校に行かなくてもいいんだよ」と芸能人がよく夏休み終わりになると言い出すけど、そんな慰めは意味がないと思います)。
感情を殺し、精神をすり減らしながら、ロボットのように大人の言うことを聞くしかなかったです。
そのような絶望的な毎日でしたから「やってらんねンだわ」と思って自殺未遂をしたこともあります(結局死ねず、精神を病んで高校を退学しましたが)。
学校はとても辛い場所でした。そんな場所に思春期の鬱屈を抱えながら通うのですから、なおさら辛かったです。
「大人は働いているから子供より大変。子供の苦労は大したことはない」
「学校ってエアコン効いてる部屋でじっと座って勉強するんでしょ?友達とワイワイ遊ぶんでしょ?給食も出るでしょ?最高じゃん」
「子供って楽でいいね。羨ましいよ」
などと親から言われましたが、それは間違いで、実は1番大変なのは子供時代なのだと思います。
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子供の自殺の報道に接して大人たちが「人生を終わらせないでほしい」と言うのは、至極まっとうな意見ではあるのですが、子供たちの学校での苦労を考慮すれば、人生を終わらせたいという子供たちの気持ちも、至極まっとうであるし、理にかなった自然な願望だと思うのです。
しかし自分的には、退学したあと引きこもりになって学校のトラウマとフラッシュバックで散々苦しみ抜いてきて、今も学校の記憶を引きずって辛いこともありますが、楽しいこと、幸福なことも沢山ありますし、最近はトラウマとフラッシュバックが軽くなってきたおかげで、色々と充実した生活を送れていますから、辛かったけどあの時死ななくて良かったと思います。
学校という絶望的な場所にいると、どうしても視野が狭くなって、自殺という考え方に走りがちですが、辛いのは学生のうちだけです。大人になれば楽しいことが沢山待っています。
だから苦しんでいる若い人たちには、どうか生きていてほしいと思いますし、楽しいことが待っている希望に満ちた人生を終わらせないでほしい、とお願いしたいです。
自分の場合は親に苦しみを打ち明けることで学校を辞めることができました。
親に苦しみを打ち明けることはとても大切だと思います。
「そんな嘘を言って、どうせ学校をサボりたいんだろ」と最初はガミガミ言われて、叩かれましたが、粘り強く説得すれば、どんなにかたくなな親も我が子の意見に耳を傾けてくれます。
親は意地悪で学校を無理強いしているのではなく、可愛い我が子のためを思って行かせているので、むしろ学校が我が子の命を脅かす場所なのだと認識できれば、必ず無理強いをやめてくれるはずです。
今は辛いかもしれませんが諦めないでほしいです。
IKKOがカツ丼屋に行った。
「料理は技術じゃないのよ。愛情よ。
この店のカツ丼にどれだけの愛情が込められてるか、お手並み拝見といこうかしら」
注文の品が来た。中身が入っていなかった。
「丼(どん)だけーーーーーー!!!」
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IKKOが半グレ集団に絡まれた。
「金出せや!」
「あら、やだ。そんな事しちゃダメってことを、私が愛情を込めてビシバシ指導して上げるわ。背負い投げ〜!背負い投げ〜!」
IKKOは半グレをちぎっては投げ、ちぎっては投げた。
「た、助けて…」
「ふふふ。残すはリーダーのあなただけね……
首領(ドン)だけーーーーーー!!!」
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「ドラゴンボールでも観ようかしら~」
「ドラゴボーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
微熱が出た。
別に全然平気だけど派遣のバイトさぼっちゃお。
「もしもし。風邪を引いたので休みたくて…」
「ああ、そう。もう来なくていいよ」
ブツッ……
クビになっちまった……
家賃どうしよう?光熱費は?あと借金の支払いが……
「うわぁーーーーーー!!」
高熱が出た。
吸血鬼は館の窓から外を眺めていました。
日曜の昼下がり。楽しそうな街。
「はぁ…」
思わずため息がもれます。
「私は太陽の下で活動できない。日が当たると灰になってしまうから。それに私は昔、人間たちに悪さをした。今さら外に出る資格なんてない。一生何もできないし、死んだあと天国に昇ることもできないだろう」
吸血鬼は肩を落とし、またため息をつきました。
その時です。
悲鳴が上がりました。
お婆さんが車にひかれそうになっていたのです。
考える間もなく、吸血鬼は窓から飛びました。
そして、お婆さんを押してあげると、そのまま消えてしまいました。
「……誰だかわからないけど、助けてくれてありがとう」
お婆さんがお礼を言うと、
〈私の方こそ、ありがとう〉
どこからともなく声が聞こえました。
お婆さんは不思議そうな顔で空を見上げながら、天に昇っていく灰を見つめました。
♯太陽の下で ♯童話