︵︵ cloudy ︵︵
グレーに染まった雲を見上げ
ほっと一息、口に甘い紅茶を運ぶ
今朝は綺麗に澄んだ青色の空だった
紅茶を買ったとき、晴れていた
秋の風を浴びながら
ふと、思った
今日は曇りなのに
肌につくような湿気がない
どんよりとした空気がない
秋になったのだな、と目をつぶり
しっとりとした秋の空気を
紅茶の匂い通る鼻に
そっと、添えた
虹の架け橋🌈
綺麗な虹を見つけたんだ
渡ってみたいと強く思ったんだ
君に会いに 歩いたんだ
きっと君の ところへと
繋がる君と 僕の架け橋
今すぐ君に 会いに行く
[既読がつかないメッセージ]
既読がつかない
なにかあったのだろうか
いや、あったんだ
あの日、あの時、あの夏に
既読がつかなくなってしまった
「今日で年記念日だったのにね」
『今年も大好きだよ』
毎年、口から出た言葉、今年はこのメッセージに
既読がつかないメッセージに
秋色
< もう秋やねぇ
『あきいろ』って感じだね! >
< あらぁ、『あきいろ』って呼ばへんのよ
え、ほんとに? >
< 『しゅうしょく』って読むんよ
知らなかったや >
< まぁ、私も最近知ったから
校庭の葉、秋色だね〜 >
ってこと?
< そういうこと
もしも世界が終わるなら
人間なら一度は考えたことがあるだろう
人間はIfが大好きだ、『もしも』で話をつくり
『もしも』で興奮し、『もしも』で嘆く
人間は『もしも』で交流を深めることができるらしい
「もしも世界が終わるなら」これもそれの一つ
終わるのは明日かも、来週かも、来年かもしれない
『もしも』『かも』それで話が進む
世界が終わるなら?そんなの考えたってしょうがない
終わる時は終わる時、そう割り切っておかないと
もしも世界が終わるなら
それは一つの遊びで娯楽だ
『もしも』君が聞かれたら君はなんと答える?