〜靴紐〜
『あの、靴紐解けてますよ』
後ろから声がした
え?あ、ほんとだ
その時目の前には車が走っていた
『よかったですね』
声がした方を向くと男が一人浮いていた
『あ、僕ですか?僕はここの交差点で靴ひもに気づかず』
そこで話すのをやめた
亡くなったのかな
『次は気をつけてくださいね』
そう言って私の後ろについた
え?なんで???
そうして私と靴紐霊との散歩が始まった
「答えは、まだ」
体育大会の片付けを終え、君に呼び出さた体育館裏
君に告白された僕とあわてる君、そんな君は言う
「答えは、まだ教えないで」
疑問に思う僕、静かに去っていく君
答えを教えたらだめ、どうしたらいいのだろう
友人に聞くと言われた
「そんなの卒業式に決まってんだろ」
僕は卒業式まで答えを言わないようにした
そんなこんなで春が来た
君を体育館裏に呼び出した
時間を一時間遅れてきたのは
君が亡くなった話だった
年が2つ増え、久しぶりの体育館裏
答えは、もう教えられない
そんな言葉を飲み込んで
『答えは、まだ教えられないね…』
センチメンタル・ジャーニー
< あぁぁ……
あの女がよぉ…
まぁまぁ >
なんだっけ、浮気?
< あの女おかしいよ
3人と浮気だよ意味分かんね〜
そんなやつもいるんだな >
まぁ、そのための旅行だからね
< ありがとなぁ!
やっぱ持つべきは友だな!
…そうだね >
< お前、酒すすんでねぇな!
さては!明日予定でもあるのか!?
んなわけ無いでしょ >
< そうだよなぁ、そんないわれたら
おれ、ないちゃうよ…
あぁ、かわいい… >
< んぁ?なんかゆったか?
いや、なんにも? >
お酒美味しい?
< あったひまえよぉ!
酔っててよかった >
大好きな俺の『友』だから…ね
君と見上げる月…🌙
あなたと見上げる月はいつも寂しくて
あなたの横顔、月に照らされ寂しく光る
君と見上げる月はいつも届かなくて
君に捧げる言葉、全て君の耳には届かない
『あなたと見る月は綺麗です。』
『明日もきっと綺麗でしょうね』
空白
『
.,.
』
よく見てみて