君があの時空に行こうとしたことを責めるつもりは少しもない。その決断をするまでの君にあった出来事や君の気持ちを想像すると、胸が張り裂けそうになるよ。自分で終わらせられたと思ったはずがまたこの世界に戻されて、君はどう思ったんだろう。それからの日々には幸せはあったのだろうか。どちらにせよ、再び空に連れていった神様は残酷だと思う。リハビリも頑張って、高校受験もしようと勉強していたと聞いたよ。君のことは小さい頃しか知らないし、私の記憶の中では小さくて可愛いままだけど、立派な少年になって毎日必死に生きて、戦っていたんだろうなと思う。にこにこ笑っていた顔が蘇るけど、最近はきっと笑える時間は少なかったんだね。次こそは、必ず優しい人たちに囲まれて君らしく生きれるはずだから、そう信じたいから。だから気が向いたら、またこの世界に来て、君の音楽を奏でて欲しいと思う。優しい君が優しいまま生きられるように、祈ってるよ。
#15 君の奏でる音楽
「月がきれい」変な意味はなく、ただそう感じたことを誰かと共有したい、そう思った。暗闇に浮かぶ欠けた月。その不完全さがどこか私のようで、満月じゃなくても十分綺麗だと、自分に重ね、そう願うようにひたすらに空を見上げた。
#14 月
あの空間に居られたことが、目で見て耳で聴いて生でTeleを感じられたことが、ほんとに幸せだった。好きなアーティストには会いに行くべきだと再確認した。Teleの紡ぐ言葉にこれからもずっと救われるんだろうなと。声が届かなくなるところに行ってもずっと応援したい。
#13 ひとりごと
過去も、今この一瞬の時間も、過ぎたもの。時間は思い出として形を変えて心に残っている。自分が忘れない限り、失うことはない、失われたりなんかしない、大丈夫。
#12 失われた時間
嫌なことを嫌と言わず、おかしいことをおかしいと言わず、我慢が多い大人の世界。自分の気持ちに嘘をつくといえば聞こえが悪いが、それは社会で周りと上手くやるために必要な嘘。そう分かっていても、思ったことは言いたい、言ってしまう。みんながもっと本音を言い合えば楽なのに。大人になった気でいるけどまだまだ中身は子供のまま。
#11 子供のままで