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3/2/2025, 1:32:49 AM

芽吹きの時

芽吹いた猫柳の枝を、毎年義母は仏壇に飾った。何処から見つけて来たのだろう。飾られた猫柳を愛おしそうに眺めていた。野山で育った子ども時代を思い出していたのかも知れない。河原で良く見かける猫柳を、何故仏壇に飾るのか解らなかった。花とは遠い、その風情が解らなかった。雪深い土地で育った義母にとって芽吹いた猫柳は、街で育った私が想像出来ない、嬉しい春の知らせだったのかも知れない。

3/1/2025, 1:57:30 AM

あの日の温もり

幼い頃、バンビの映画に連れて行って貰った。2本だての映画を観て外へ出るとすっかり暗くなっていた。私は父におんぶして貰って帰路に着いた。残念ながらバンビがどんな話だったのか覚えていない。また、もう一本も動物の実写版だった事位しか覚えていない。けれども背負われた父の温もりと袋いっぱいのお菓子を今も覚えている。大切な思い出だ。

2/28/2025, 3:34:13 AM

cute!

 猫の欠伸、幼児のご飯を食べながら寝落ちする姿、ケーキやパフェに飾られた苺。どれも愛おしくてcute。どうやら人は小さな者に愛おしさを覚えるようだ。
 私の目標はcuteなおばあちゃん。歳を重ねても可愛い人で有りたいと願う。つい可愛く無い口を叩く自分に猛省。
cute・cute・cute 念じることにしよう!

2/27/2025, 12:48:38 AM

記録

 最近、記憶という頭の中の記録を削除している。記憶もいっぱいになると、新しい事が入らなくなるらしい。そこで頭の中も断捨離中だ。書いて覚えておきたいものは何も無い。大事な事は全部心の中。もしいつか忘れた様に見える事があっても、頭では無く、心に仕舞ったからだと…。大事だからこそ、心の奥底に仕舞っておきます。

2/26/2025, 3:26:15 AM

さぁ冒険だ

 私の冒険の始まりは、確かにあの時だ。小学4年生の時、目がくりくりとして利発な転校生の女の子と仲良くなった。程なくしてまた、ちょっと大人っぽい転校生が来て3人組になった。ある日の昼休み、鉄棒をしようと先に転校して来たお姫様キャラの女の子が言った。私はスカートだったので、意を決して今日は嫌だと言ってみた。しっかり覚えている。言ってみたかったのだ。結末は、我儘だから絶交と言い渡された。学年が変わり、クラス替えになり、すっかり忘れた。
 あれからずっと冒険続きの様に思う。エイっと意を決してやって来た。こうやってアプリに書いてみたり、評判の良いレシピでプリンを作ってみたり…。新しい事に挑戦するのは、度胸が要る。失敗だらけだけど、数を打って当たりを探そうと思う。さぁ、冒険だ!

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