君の背中
はしゃいで笑っている君を
泣きべその君を
転んで泥だらけの君を
もっと見ておけば良かった
何時からか
背中で話して
背中で聞いて
背中が笑って
背中で怒って
背中ばかりに
君の背中に
天使の様な羽根が生えてると思っていたのに
見上げる程の背中に
羽根が生えてたら
引くわぁ!
遠く…
庭の木が揺れている
枝先がざわざわと
この風はあの子の所から来た風かな
いや、あの子の所から来た風なら
やさしい風に違いない
いやいや、遠くからやって来るうちに、こんな風になったのかな
どうか、あの子の街には暖かい風が吹いています様に
誰も知らない秘密
誰も知らない秘密って何だろう。
ムー大陸の事
アトランティスの事
私達は誰も知らない事に
囲まれて生きてる
知ってる事はほんの僅か
後は知らない事の渦の中
誰かに隠された秘密も
静かなる夜明け
いつ頃からだろうか。明け方前に目が覚める。
ふと気付くと、夢の続きの様に考え事をしていたり、もうずっと昔の事を思い起こしていたり…。あの時あの子は困っていたんだ、私も誰も気づかなかったんだと歳を重ねた私が、幼い私を無念に思ったり、要領を得ず我が子に可哀想な思いをさせてしまった事だったり、学生時代の試験の失敗さえも。中には、期日が迫った忘れ物に、ハッと気がつき目が覚める事もある。
そしてああ今は寝る時間、寝なくてはと思い直して、もう一度眠りにつく。何故か楽しい事を思い起こす事は無い。たくさんあった筈なのに。
最近になってやっと気づいた。歳をとるってこんな事かと。今だから解る事がこんなにも沢山ある事かと。残念だけど仕方がない。これも私、今の私を型作ってくれた私。いじめないであげよう。
きっと明日も続く、静かなる私の夜明け。
heart to heart
何処ぞの国の大統領が
傷だらけになりながら
やっと命を守っている人々に
心無い言葉を浴びせている
地球は温暖化
海も大地も壊れかけているというのに
火の玉で大地を壊し続けている
heart to heart
何かのラベルに書いてあった
何か手立てはないものだろうか