【始まりはいつも】
好きなものやすきなことは
母親が勧めたこととか父親が好きなもの。
大好きな果物も大好きな音楽も
全部両親からだ。
違う人間だからまったく同じって訳では無いけど
味覚も似るし感性も似る
全部両親から。
夢だって、部活だって、
あの仕事をしてるから
勧めてくれたものが好きだから
だから悩んでる
両親がくれた夢や趣味、知識、規則。
全てを使えるだけ使って恩返ししたいのに
もらったものが多すぎて、
返せても少ししか返せない気がして
自分にかけるプレッシャーが大きくなる
そして自分でかけたプレッシャーに押しつぶされる
そんな悩みを話したら
期待に応えなくてもいいってあの人は言った
自分の精一杯をしろってさ。
私は他人の望みを叶えれるような人じゃないんだとよ
それじゃあどっちに行こうか。
レールの上か人気のない道か
轢かれて死ぬか、襲われて死ぬか
――――――――――――親からもらったもの
【秋晴れ】
秋晴れって珍しいのかな
秋って晴れてるイメージあるけど違うのかな
どうなんだろう。
そういえば今日ってすごい晴れてたな
近所にめっちゃ急な坂があって
その坂頑張って登って1番上に行くと
山とか見えてめっちゃいい景色なんだ。
雨の日とか霧で見えないかなって思ったけど
逆に霧でいい感じな景色だった
写真撮りたかったな。
今日寄れば良かったな、めっちゃ晴れてるのに
――――――明日はどうだろうか
【忘れたくても忘れられない】
『どうせ叶わないのだから。』
って、何度言っただろうか
いや正確には何度思っただろうか
一度目にした時からすごいって思った。
性格、言動、才能、その全てが憧れで…
そう、最初は純粋な憧れだったんだ。
見て、真似して、合わない…
見て、真似して、合わない…
何度繰り返したかな
自分には自分の合う方法があるってわかってるのに
あの人みたいになりたくて、
自信が欲しくて、評価が欲しくて
でも何も残らなかった。
嫉妬なんて出来なかった
そんなのする隙がなかったし。
だから参考までに抑えて、自分の方法を探した
でも憧れが脳裏に焼き付いてて、
自分を重ねて絶望して、それが枷になっていく。
あの人のようになりたいからあれに……なんて、
どうせ叶わないのだから。
憧れのあの子と……なんて、
どうせ叶わないのだから。
"できる"って言えばできるってあの人は言ってたけど
どうなんだろうね。
じゃあ"できる"って言ってみようかな
足掻くことって苦しいけどさ。
――――――――脳裏に写るあの人と言葉
【やわらかな光】
良いことも悪いことも
誰かにすると自分に返ってくるらしい。
でもどうせ悪いことしか返ってこないよ
だって僕だし。
自分に精一杯で自分しか見えてない僕に
良いことなんか返ってくるはずない
もし良いことが返ってきたなら
悪いことをした相手がよっぽど良い人なんだろう
だからそんな私を優しいなんて言わないで
優しいなんて人じゃない。
そんなものには無縁な人間だ
自分しか見てないから人からの評価が欲しいだけ。
こんな暗闇を照らしてくれる優しい光には
まだ明るい影を照らしてほしい。
私みたいになる前に。
これが優しさなのなら、自殺は良いことなのだろう。
あーあ…どうして君はそんなに優しいんだよ
僕なんかに構ったら君が損するだけなのに
―――――――ありがとうしか言えないのに。。
【鋭い眼差し】
小さい頃は食べ物を取られただけで
泣いたり、怒ったりしてたけど
今ではそういうことはよくあることを知って
余程のことじゃなければ気にしなくなった
確かに、ムカつくことは沢山あるけど
そういうのもよくあることとして目を逸らしている。
印象に残ってるものとすれば
自分の好きなものを無駄なものって言われたこと。
それ以外は特に印象に残ったものは無い。
―――なんて誰が知りたいんだよ
わかる。調べるだけ無駄だよな
『好きなものなんて認められる方が少ない』
―――ってさ人生で絶対使わないよね
そうそう、習っても興味でない。
『自分と他人は違うんだ。いくら友達でも』
そういうもの。そういう人だ。
だから仕方ないんだ。自分が興味あるだけ。
『楽しく過ごしたければ目を逸らせ』
もう苦しいよ。。
『よくあるから』なんて言葉を聞いていくほど
自分の弱さが否定されてる気がして
自分は弱いって言えなくなって
強い自分を演じるようになる
そういう耳だけ良くなって、興味ない声を聞いて
逸らすしかない目はどんどん悪くなる。
なんていうのは厨二病の僕の思い込みだろうか。
――――――鋭い眼差しは一体…?