【快晴】
小学校くらいの頃はすごくパワーがある
"スーパー一年生"なんてことを言われていたっけ。
まぁそれは全体での話であって
自分単体ではスーパー一年生なんてものじゃないし
しかも何年前の話だし
今ではそんなパワーもなく、
スーパー一年生なる名なんてない。
その時は全部の行事晴れだったか
本当にそれくらいパワーがあったのかな
今思えば手本のような快晴だったな
パワーのない今では考えられないな
絶対的にパワーがないなんて言えないか、
憎めないキャラを
いつの日からかずっと演じてるわけだ
それでパワーを無くしてるのかな〜
パワーがあった頃は偽りの顔なんて言葉は
私の辞書になかったし
本当にそれで無くしてるのかな。
偽りを無くせば…キャラを消されたら…
今の友人は離れてしまうかな
先輩はなんて言うかな。
後輩はどう思うかな。
―――親友はまだ一緒にいてくれるかな。
あーあ笑
せっかく「快晴」っていうお題なのに
暗くなっちゃったな
あれ?いつも暗かったっけか
でもパワーがあった自分に雲が掛かってしまったから
それを快晴に出来たらなんて…
晴れるわけないのにな
―――――仮面が外せない
【言葉にできない】
いつもいつも混乱させてしまう
何かを説明しようとしても,何が言いたいのかが
自分でもよくわからなくなる。
一度整理してからじゃないと説明できない。
だからいつも「落ち着いて」って言われる
すぐ言葉にできないから擬音で説明をする
それでもわかんない時はあるけど、
大体通じる。
社会に出て、そんな説明だと良くないから
気をつけようと思ってる。
少しずつ解消してきてるけど
それでも伝わらない時だってあるから
すぐ整理して説明できるようにしなきゃいけない
だからまだまだ頑張ろう!
言葉にするのって大変だ。
――――すぐに成長はしない。
【誰よりも、ずっと】
ずっと、褒められたかった。
褒められるために何事にも全力を尽くした
できるだけ挑戦をした。
ズル休みなんて何度も考えた、休む理由も考えた
でも褒めてもらうために頑張った。
頑張った…頑張ったのに……
褒められやしない。人は才能のあるやつを見る
「いいじゃん。休も?たった1回だよ?」なんて言葉が
私を誘う。
いいな、簡単に休めて。
いいな、簡単に褒められて。
いいな……
でも、褒められたいなんて贅沢かな。
褒められないのが普通なんだ
挑戦するだけじゃ褒められないんだよ
努力しなきゃ褒められない
頑張っても頑張っても「次は――」「今度は――」って
次々に課題が出てくる。
「すごいね」「頑張ったね」なんて言われない。
そういうものか…って思える精神力は私には無い
人の評価を気にせずに頑張りたいよ…
人の目を気にせず全力でやりたいよ…
なんで、他人のことを気にしてしまうんだろ。
自分が誰よりも頑張ってるわけじゃないのに
「すごい」なんて言葉を期待してしまう
あーあ、なんでこんななんだろう私…
全力でやってると、
たまに疲れて何もかもやりたく無くなって手を抜く
そんなところを人は見てそんな人が集まる
それから関わって、その人からの評価を気にして
疲れる。そして手を抜く
何やってるんだろう。私
―――――最初は褒められたいだけだった
【これからも、ずっと】
「ずっと友達だよ!」
うん!友達だよ!
―――怖かった
「ねぇねぇ、今日一緒に帰ろ!」
うん、いいよ。
「―――の所で待ってるね!」
はーい
―――どこかへ行ってしまうんじゃないか
「聞いてよ―今日さ―――なことがあってさー」
そうなんだ。大丈夫?
―――いなくなってしまうんじゃないか
『ずっと友達だから!もし離れようとしても
絶対離れないから、離れたら私が許さん!(笑)』
そんな言葉を貰えても…
その場しのぎの嘘だと疑ってしまう
ずっと一緒って言ってもらえるのは嬉しいし
私も一緒にいたい。
だから…怖い…怖いんだ…
君はいつも一人で抱え込むから
君は辛いのに、苦しいのにいつもそれを隠すから
君も辛いはずなのにいつも私を気にかけてくれるから
私が苦しませてないかって…思うんだ。
いつか、消えてしまわないかって心配なんだ。
だから「これからも、ずっと友達!」っていうのが
縛っていないか不安なんだ。
私のことはいいから、自分のことを心配して欲しい
お願いだ……もう十分もらったから……
今度は私が君にあげたいんだ。
―――――本当に君は優しいね。
【沈む夕日】
沈む夕日で思い出すのは
部活終わりの帰り道
虹色に染まった空を見て
疲れた身体で沈む夕日を追うように
家に帰る。
家に着いたら
誰もいないリビングで
「疲れた」という独り言を吐き
ソファへ倒れ込む
そして気づけば空は黒く染まり
夕日ではなく月が煌めき
誰もいなかったリビングには
いい匂いが漂っていた。
―――――――いただきます。