私の中のヒーローだった君。
いつも強く気高く人には優しく自分に厳しく…。
あなたはいつも周りの人を明るくするような笑顔が眩しかった。
だけど無理をさせてしまっていたんだね。
本当は弱い所を見せないようにギリギリのところで頑張って踏ん張っていたんだ。
でもそれに気付いた時にはもう遅かったのかもしれない。
泣き崩れる君を見てこう思ったんだ。
弱音くらいいくらでも聞くし、助けることは出来なくても今なら何か力になれる事があると思うんだ。
大好きな君。
弱い君もかっこ良い君も全部受け止めるから今度は私があなたのヒーローになりたい。
この世は一期一会。
出会いあれば別れあり。
今までの出会いと別れ、これからの出会いと別れ。
たった1つだけでも希望をきき届けてもらえるならば、私の人生で出会う大切な人や動物が幸せで穏やかな生涯を送れるよう私は心から願う。
欲望といってもいろいろな欲がある。
生きる為に必要な活力ともいえる。
人はそこに理性というものがあり、人類すべての理性がなくなったらこの星はきっと無くなってしまうだろう。
それほどに人は力をもった種族である。
目の前の飼い猫は食に貪欲なわりにグルメだ。
おやつも一種類では満足できない我儘娘である。
おやつの為ならば
撫でても良いのよ?
と言わんばかりに近づいて…いや、近い!近すぎる!!
毛繕いまでしてくれる始末だ…ザリザリしてくれても腕に毛はないぞ?
こんな可愛い生き物愛さない訳が無い。
この子から欲が無くなってしまったらどれだけ心配するだろうか。
欲望とは怖くもあり、そしてとても大切な物である。
今日もそろそろ日が暮れる。
動き出すなら今だ。
この子と一緒なら何も怖くない。
初めてそう思えた君が隣で僕を見て不安を隠し笑う。
このゲームさえクリアすれば自由にしてやると言われているんだ、全てが終わったらこのまま彼女と遠くの街で静かに暮らそう。
明日には生活するのに困らないくらいのお金も手にしてるはずだ。
あとはこの林を抜ければ指定された場所に着く。
(あぁ、あそこだ。あそこにこの荷物を置けば終わりだ…。)
彼女の手を強く握り一緒に走る。
林の中程まできた。
その瞬間背中に激痛が走る。
背中に何かが刺さっている…?彼女は?後ろにいる彼女は無事なのか?
倒れながら後ろに目をやると彼女は泣いていた。
「ごめんなさい…ごめんなさい…。」
そうか、自分は彼女に殺されるのか。
彼女のクリア条件はきっと…。
現実逃避…やらなければいけないこと、辛い現実から目を背ける事。
誰にでも何度か経験があると思います。
何事にもメリット、デメリットは存在するものですよね。
現実逃避すると無性に普段やらない事やりたくなりませんか?
部屋の掃除だったり、物を整理したり、いつもより手の込んだ料理を作ってみたり…これって良いことですよね?
というわけでメリットということにしましょう。
次にデメリット。
これは現実から目を背けたせいで悪い展開になることです…が、これはものによると思います。
例えば歯医者に行くのが嫌で現実逃避しても、予約時間に病院に行けば痛いだけで展開的には何も悪い事は起きていない。
行くことをやめてしまったら話は変わりますが…大抵の人は嫌だと思いながらも行くと思います。
そう考えると現実逃避ってありだなぁと思いました。
以上です!