顔を上げて見えるあなたの横顔が
雨の日の憂鬱を吹き飛ばす
歩調を合わせてくれる優しさが
心地よくて温かい
生まれて初めて
雨の日が楽しいことを知ったから
あなたが差してくれるこの傘に
ずっと入っていたいと思ってしまう
君にもっと近づきたい
きっかけは今日の天気の話から
そこから始まる君との会話に
僕は全てを研ぎ澄ませる
もどかしい雰囲気を漂わせる僕に
言葉を交えようと頑張る君
優しさに包まれた君を見て
この出会いに感謝する
天気の話なんてどうでもいいんだ。
僕が本当に伝えたいことは
「君へ心から愛を届けたい」ということ。
女の子は大変だ
どんなに暑くても日に焼けないように長袖を着て
いつだって可愛くあるためにメイクをして
女の子の日はイライラしちゃうし
女の子同士の関係もなにかの弾みですぐ壊れちゃう
もっと楽に生きられたらって思う
だからといって男の子にはそれなりの大変があるし
なりたいとも思わない
アダムとイブを作り出した神は
とても残酷だと思う
人間は死ぬとどこへ行くのだろう
幼かった私は死への漠然とした疑問があった
良いことをすれば天国へ行く
悪いことをすれば地獄へ行く
その疑問に大人はこう教えてくれた
私は天国へ行きたかった
そのためにいっぱい優しくした
傷ついた人に耳を傾け肩を貸し
辛い気持ちを分け合った
良いことをしなきゃ、人に優しくしなきゃ…
天国を求めて良いことをしてきたはずなのに
分け合った分だけ苦しくて辛い
大人は平気で嘘をつくから
私が生きる世界は地獄なのかもしれない
幼い頃の私の怖いもの
「自分が空っぽであること」
周りの子を見ていると私は空っぽだと気づく
好きなもの得意なもの頑張りたいもの…
考えても見つけられないし分からない
褒められている子を見る度に
何にもない自分に不安と怒りが込み上げる
そんな日々の繰り返しだった
そんな不安を抱えた私に届けたい想い
成長して大人になって社会を知ると
得意も好きも関係ない
みんなと同じスタートラインに経つことが出来るから
自分のペースで進めばいい