始まりがあるものには終わりがくる
どんなに嫌な日でも始まってしまえば終わる
どんなに素敵な日でもいずれ終わってしまう
同じ終わりでも見え方が違う
終わらないでと思うか早く終われと思うかは
人それぞれの見え方次第だ
一日の価値は皆平等に与えられている
私は己の持つ野望が
己の持つ才能では成し遂げられないと悟った
やりたいことと自分にできることは比例しない
どれだけ頑張ってもたくさんのお金をかけても
幸福は得られず冬風のように冷たくなっていく
しかしその寒さを遮る方法がわからなかった
寒空の下セーターを纏い私は
自分の才能の中で生きるか
野望の渦に飲まれるかを選択する
人生の岐路はとても過酷である
夫婦とは
相手の声を聞かなくても
求めているものが手に取るようにわかり
自分の宝物以上に失いたくない特別な存在
世界中の何十億人の中からたった一人
残りの人生を預けあった存在だからこそ
綺麗事ではなく等身大で
お互いが心地よく向き合えることである
自分の存在がどんどん分からなくなる
周りの声や視線に掻き消され
キャンドルの炎のように
弱々しく消えていく
大人になれば何かが変わる気がしてた
手が届くと信じていた
何を目指し何処へ向かっているのか
考えても答えは出なくて疲れてしまう
だから今を生きるのだ
未来も過去も考えず
今いるこの瞬間を空間を行動を
自分のために生きていく
飛べない翼を持った僕は
飛べる翼を持つ君に憧れを抱いた
広い空から眺める景色はどんなだろう
同じ鳥なのにどうしてこうも違うのか
持っている才能の差があればあるほど
自分の無力さに打ちのめされていく
そんな僕に君は言った
「僕は空を飛ぶことしかできないが、君は早く走ることも水に潜ることも容易いだろう。君の持つ脚力が僕はとても羨ましい。」
君のその言葉が
劣等感は自分の持つ最高の才能だということを
教えてくれたのだ