2/28/2026, 1:12:35 PM
遠くの街へ
本を開く
ページをめくる
遠くの街へ
主人公が私を連れ出す
思考の旅路はいつも一人だ
その旅路は、
自分で行きたい場所を設定するわけでもなく
旅のプランを考えるわけでもなく
誰かの旅の、誰かの冒険の後をついて回るのだ
彼や彼女の足跡に私の足を重ね
感情の交わりを探す旅。
私の知る遠くの街は、
ページをめくる手触りとワクワクした高揚感。
写真におさめられる、はっきりとした
造形を模っていないそれが、
私の不確かで確かな遠くの街の記憶。
2/13/2026, 9:40:50 AM
水中の中の私
少し動けば広がっていく振動
その振動は、どこまでも広がる
遠い遠い国の言語も違う
肌の色も違う
文化も違う
誰かかもしれない
はたまた一周してきた振動が
私の隣の席に座った
君に届くかもしれない
誰も振動を止めることはできない
だって、海は繋がっているから
2/12/2026, 9:07:55 AM
目の前に積まれた本
メモで散らかる机
思いつきで始めては、途中で飽きた
使いかけのノートの山
うっすらと埃を被ったそれらが、
私の場所を自覚させる
2/8/2026, 4:27:22 AM
白く舞うあなた
日常の景色を眩く変える
線を白で覆う
その美しさに私は立ち止まる
消して媚びない
触れば溶け
欲すれば命をも連れ去るあなた
近づきすぎず遠く離れることをしない
私は今日もあなたの輪郭をなぞるだけ。
1/31/2026, 2:50:16 PM
旅路の果てに
足跡が私に向かって伸びている
「ああ、そうか、随分と長く歩いてきたんだ。」
あの日、躊躇いもなく踏み出した一歩が、
今日の私を形づくっている。
そう考えると、不思議でたまらない。
”運命"なんて、あまり実感のない生活だけれど、
今日ばかりは、‘果て’と名付けた栞を挟み、
私の人生を回想しよう。