8/27/2024, 11:54:08 AM
「雨に佇む」
逃げ出したくなって行き先もわからないバスに乗った。
辿り着いたのは、時間が止まったような自然豊かな田舎の田んぼ道。
知りもしない場所なのに懐かしく感じた。
カエルの鳴き声、降り続く雨、傘を持ってこなかったからバス停に佇んだまま。
帰りのバスも調べたくなかった。
8/19/2024, 4:35:08 PM
「空模様」
雲の流れがはやい。そのくせ風1つ吹きやしない。
ジワジワと照らされて溶けていく肌と、日陰でグッタリ座ったハト。
積乱雲に飛び込みたい。あの中で首を掻き切りたい。
巻き散らかした僕の血を雲が吸い込んで、降り注いだ雨を皆が飲んでくれたなら、この気持ちも晴れる。
6/4/2024, 12:57:39 PM
「狭い部屋」
人の部屋は過ごしやすそうに見える。過ごしやすそうな部屋で、楽してる奴にイライラする。
エレベーター程の部屋でずっと、人の部屋を羨んでる。だけど外に出るのは怖いから。
僕の部屋はずっと狭いまま。
6/3/2024, 1:52:06 PM
「失恋」
恋なんて、自分が満たされる為のギブアンドテイク。
だけどすぐに、うまく受け取れなくなって、渡すことが怖くなって。
気付いたらいつも、何もかも憎しみで目の前が真っ赤に染まるの。
醜いでしょ。
5/22/2024, 6:48:14 AM
「透明」
人の間にあるシャッター。透明でよく見える癖に、手を伸ばしても届くことは無い。