11/3/2024, 4:09:17 AM
「眠りにつく前に」
眠りにつく前にあなたを呪う。
私に惨めな思いをさせたあなたや、遠巻きに私を笑ったあなた。些細なこと、全部許してあげない。
苦しめ、死にたくなるまで、苦しめ、歪んで苦しみを求めるまで。幸せを求めるのが怖くなるまで。
呪いに正しさはいらない。
ただ、私があなたを見つめてさえいればそれでいいの。
10/23/2024, 12:35:28 AM
「衣替え」
1年着なかった服を捨てながら衣替えをした。
心が軽くなっていく感覚と、必要だったものが不必要になっていく感覚。
たった数年でも、こんなに不必要なものが出てきて、捨てられていくのだと他人事のように思った。
8/27/2024, 11:54:08 AM
「雨に佇む」
逃げ出したくなって行き先もわからないバスに乗った。
辿り着いたのは、時間が止まったような自然豊かな田舎の田んぼ道。
知りもしない場所なのに懐かしく感じた。
カエルの鳴き声、降り続く雨、傘を持ってこなかったからバス停に佇んだまま。
帰りのバスも調べたくなかった。
8/19/2024, 4:35:08 PM
「空模様」
雲の流れがはやい。そのくせ風1つ吹きやしない。
ジワジワと照らされて溶けていく肌と、日陰でグッタリ座ったハト。
積乱雲に飛び込みたい。あの中で首を掻き切りたい。
巻き散らかした僕の血を雲が吸い込んで、降り注いだ雨を皆が飲んでくれたなら、この気持ちも晴れる。
6/4/2024, 12:57:39 PM
「狭い部屋」
人の部屋は過ごしやすそうに見える。過ごしやすそうな部屋で、楽してる奴にイライラする。
エレベーター程の部屋でずっと、人の部屋を羨んでる。だけど外に出るのは怖いから。
僕の部屋はずっと狭いまま。