〚夫婦〛
一生を共にするパートナーだからこそ良好な関係を築いていきたい
悲しみを分け合い、喜びを共有し、何気ない日々を大切に過ごす
今日も愛が冷めてしまわないように「愛してる」を口にする
〚どうすればいいの?〛
いじめにあっても、ストレスでご飯が食べられなくなっても、無理して学校に行った
でも、限界が来た
なにが辛いのかすらわからなくなって、言葉を発する気力が消失した
それからは学校を休むようになった
先生や親に重い質問をされるがうまく答えられない
なにもしない日がだらだらと続き、心にどす黒いものが溜まっていく
どうして学校に行っている人は、学校に行けない人を羨ましがるのだろう
こんなに辛くて苦しいのに
いや、羨ましがってるのではなくて、学校に行ってる自分を肯定して、優越感に浸ってるのか
そんなひねくれた世を厭うようなことばかり考えるようになった
もうどうしたらいいのかわからない
学校に行ったらいじめられる
学校を休んだら罪悪感が溜まっていく
どっちに転んでも苦しい
正解なんてないんだろうなきっと
「将来大変なことになるぞ」
「大人になったらどうするんだ」
これは正論なんだろうけど、そんなこと考えていられないくらいに今が辛い
大人たちはみんな私の将来しか心配してくれない
今苦しんでいる私を見てくれる人は誰もいない
人生のどん底でなにかが欠けている世を嘆いた
〚宝物〛
もう二度と会えないんだね
長い間ずっと一緒にいてくれてありがとう
無愛想であけすけになんでも言ってしまう君の性格には悩まされたけど、昵懇の仲になった今思うんだ
根はいいやつなんだなって
私が人生のどん底に突き落とされたとき、不器用ながらに慰めてくれたよね
あれほんと嬉しかったな
変な気を遣われるよりずっと楽だった
君ってほんと人と関わるのが苦手だから、周りから「性格悪いヤツ」って誤解されがちだよね
そんな君の損な性格も全てが宝物
〚キャンドル〛
夜が嫌いだ
闇と孤独に呑まれそうになるからだ
今日犯した失敗を一つずつ嫌でも思い出し、噛み締め、気持ちが収まるように処理しなくてはならない
そんな私の憂いを和らげてくれるのがアロマキャンドルだ
火を付けると、ほのかにカモミールの香りが漂ってくる
それは私の疲弊しきった重い体を優しく包み込み、軽くしてくれる
今日も明日も明後日も私はカモミールの、強くフルーティーな香りで体を満たし自我を保つ
〚たくさんの想い出〛
高校2年生の夏
今まで歩んできた人生に思いを致す
極端に少ない友達
恋愛経験ゼロ
テストの点も人並み
人と話すのが苦手で、周りの雰囲気を気まずくしては過度に落ち込む
学校以外は家でひたすら勉強や読書にふける毎日
はたから見たら普通以下の人生
「高校生か、一番楽しい時期だね!」
「青春満喫しな!」
「若いってのはいいね〜」
大人からの言葉が私にとっては苦しかった
だって今の私は全くと言っていいほど人生が楽しくない
学生時代を楽しめない私は大人になったら一体どうなってしまうのだろう
ちゃんとした社会人になれるだろうか
そんな不安が頭から離れない
私にはたくさんの想い出なんかない
だから、大人になった時「学生時代、繊細で敏感な自分に苦悩していたけど、あの経験は人に優しくある上で大切だったんだな」と、そう今の自分を肯定できる将来であってほしいと密かに願っている