付き合おうと
言う前から少しずつ
付き合おって下さいと
言い合ってからはドンドンと
友達にも家族にも
誰にも言えない
二人だけの秘密が
増えていったよね
夜中のドライブも
一緒に見た朝焼けも
あの時の
ドキドキや
くすぐったいような心地よさも
未だに、まだ覚えてるよ
いつからだろうね?
二人だけの、
と言える秘密がなくなったのは
貴方と私の間の出来事は
誰にも言わなくても
『秘密』ではなく
『日常』になってしまった
そして今日
貴方とは別の人と
誰にも言えない
貴方にも言えない
二人だけの秘密を
抱えてしまったの
お題『二人だけの』
炭酸が飲めない私の目の前で
メロンソーダを飲むキミ
あんまりにも美味しそうな顔をするから
「ひとくち、ちょうだい」って
言いたくなってしまう
私の顔をみて、キミは一言
「何?飲めないくせに、飲みたいの?」
「は?お、思ってないよ。そんなこと」
「そう?それは失礼」
全く悪びれてない顔して
またメロンソーダに夢中になるキミの
変に感の鋭い所とか
それなのに天然なのか抜けてるのか
分からない詰めの甘い所とか
割と好きなんだよな
…もしかして、このキモチも気づかれてる?
そう思った瞬間、
何故かキミは、こちらに視線をうつし
ニヤっと笑った
自分の胸がドクンッと脈打って
急にセミの合唱が大きくなった気がした
お題『夏』
空ばかり見上げてるのは
いつかの世で私に
翼があったからなのだろうか
遠く高い
遮るものなど何もない
あの『蒼』い空が
恋しくて堪らない
お題『空恋』
遠くへ行きたい
私の顔を、誰が見たとしても
何処の誰だか分からないくらい
遠くへ
遠くへ行きたい
私の仕事や、生まれ故郷や
私の家族構成や友人関係
何一つ関係のないほど
遠くへ
遠くへ行きたい
生活に少しくらい不自由してもいい
人里離れた所、誰も訪ねて来れなくても
構わないし、訪ねようがないくらい
遠くへ
チリチリと身を焦がし続ける
燻る想いとは裏腹に
今日も私は『今日の私』をこなして
淡々と生きる
お題『遠くへ行きたい』
友達や家族で
みんなでワーワーキャーキャー言いながら
輪になって手持ちや打ち上げ花火をやって
最後の一本の花火が終わった瞬間
多分、あれが夏の匂い
お題『夏の匂い』