Rina

Open App
7/16/2023, 12:27:13 PM

 自己中だなーと思う。気まぐれで飽きっぽくて他人に厳しい、無意識に自分の過ちを他人のせいだと考えようとする、まじの糞野郎だ。今日もなにかと理由つけて逃れようとしてたな。自分の願望を言葉にしないで押し付けようとしてたな。
 どうしてかな。友達と思えば気が楽だけど好意を持たれてるなって察知したとたん、あなたのこと「こいつ」扱いで、粗探しが始まる。自分は何も持っていないのに何もかも手放そうとし始める。
 でもね、私にも言いたいことがあるんだ。少なくともあなたを好きになれないのは私のせいではない。たまに好きになる努力をするって人がいるけど、それは私にはできない。努力しないといけないってことは好きを押し付けられてるってことだと思うから。それなら私も誰かに好きを押し付けてる方がきっと幸せになれる気がする。寄り添うって難しいんだね。あなたが私に違うベクトルから寄り添おうとするから気付けたよ。自分のために自分のことが好きになれることをした方が相手のためになる。多分これを私はあなたに押し付けたいんだ。空を見てたらたくさん考えることがあるね。


#空を見上げて心に浮かんだこと

7/1/2023, 12:44:45 PM

「今日は雨ですが何してますか?私は昼寝してたらこんな時間になってしまってました。」
 窓越しに見えるベランダの手すりに伝う雨の雫を目で追いながら、送りもしないメッセージを考えてみる。恋い焦がれている状態とはこのことか。今までなら自分の気持ちに素直に行動できたじゃないか。気になる人に気になるアピールのメッセージなんか簡単だ。でも今回それができないのは本当に彼が魅力的で尊いからなのか。友達感覚でアプローチできないものか。そんなことを考えに考えて早1週間がたった。こんなことなら連絡先なんか交換しなけりゃよかった。
 16時くらいから昼寝して起きたら21時だった。ぐっすり眠って思考がクリアになったところでぼんやり聞こえる雨の音というのはこんなにも切ないものだったか。私は起き上がって冷やしておいた紅茶を飲む。テレビをつけると神奈川県の小さなお店を紹介していた。その店の店主は代々受け継がれた手法で商品を作っているらしい。変わっていいものと変わらない方がいいもの。自分はきっと変わらなくちゃいけない人だ。堂々巡りにため息なんかついてちゃ何にも始まんないだろ。さあ、今日はもう終わろうとしている。


#窓越しに見えるのは

6/30/2023, 4:53:11 PM

赤い糸を求めているロマンティックな私。私の物語では王子様は登場しないけど、暖かい居場所がある。彼は静かで大人びている。私はそんな彼といる静かな時間が好き。プライドって何?誰かと比較する日々に疲れてもこの空間に帰ってくるとどうでもよくなって、緊張が一気に解れる。
今、私はあの頃を振り替える。あなたは私と同じように感じているだろうか。理想が現実を超えるなんてそんな都合の良い話しは無いだろうが、やっぱり私はどこかで期待してる。といっても一歩踏み出すには私は臆病すぎる。明日を生きる自分自身の気持ちの変化が怖い。理想を求めすぎているのか?理想の型にはまらないあなたを構成するパーツを一つずつ眺めて過去と比較して、やっぱり違うなって使い捨て。ため息が止まらなくなる日々に疲れてもう諦めようかと思ったらやっぱりまだ諦めきれない無意識といえる意識が赤い糸を求めてあなたとの距離を縮めるようとする。


#赤い糸

6/28/2023, 3:45:15 AM

職場と家の行き来の日々、そしてずっと画面を見つめている。この前、職場にいた私の推しが退職した。彼は私の後の席に座ってたけど、そこには今新しいメンバーが座ってる。
代わり映えしない日々に少しでも変化が訪れるとちょっとわくわくするものだろうが、推しがいなくなるというのはこんなにも寂しい。
推し、って言うと尊くて手の届かない存在で、崇める対象みたいな感じがする。だから手に入れたいとか思わされないのがいい。私は現実を生きるだけだ。

いや、切り替わらん。


#ここではないどこか

6/15/2023, 11:26:16 PM

 広島に向かう夜行バスの中、通路側の席だった私の隣には若い女の子が座っていた。その子ったらワンピースなのに、白い脚を太ももまで出し、片方の脚は折り曲げて座席にのせる格好で、そのふくらはぎを指でえいやえいやとマッサージしていた。カーテンの隙間からチラリと見えるその様子を眺め、私は興奮している自分に気付き、なんともいたたまれない気持ちになっていた。バスを予約する際、「異性は隣どうしにならないよう考慮します」とは記載していたものの、同性愛者のことまでは配慮が難しいんだろうな。そもそも異性の席を離すのは、隣が異性だと警戒する人達を安心させるのが目的で、勝手に興奮する人はどうにもできないのかもな。と、ふとそんなことを考え、日本のLGBT理解が進むといいなという考えに思いが馳せていた。そんな私に気づくはずもなく彼女は反対の脚に変えてマッサージを継続していた。
 私の通路を挟んだお隣のおばさんは、さっきからビニールをガサガサしている。さっきのパーキングで購入した何かをどうにかしているのだろう。そして煙草臭いから煙草も吸ってきたな。私は適当に着けていたマスクを鼻までしっかり上げ、寝る体制に入る。後1時間ほどで目的地だが全然眠れていない。まあ夜行バスとはこんなものだろうとは思いながらも、今日は待ちに待ったアーティストのライブなんだから万全の体制で挑みたい。しかし、どうして夜行バスにしてしまったのかと少し後悔していた。
 周りが明るく、ざわつき始めたところで眠りから覚めた。よかった1時間は眠れたようだ。車内アナウンスがまもなくの到着を告げる。すっかり愛着が湧いた若い女の子とも、煙草のおばさんともここでお別れだ。短い間だったけど私の物語の登場人物として居てくれてありがとうございました。


#好きな本

Next