【お題:大事にしたい】
昔、日本で
英語の Loveが
『大切』と訳されたそうだ
今 Loveといえば、
愛だけれども
当時の日本
なんと
愛という言葉がなかったか
その概念 が希薄だった、とかいう話で
キリスト教 宣教師が
愛の説明に
とても苦労したとのこと
ノーベル翻訳賞があったなら
Love=大切
は 受賞ものだと 私は思う
なぜなら
ジョージ秋山の漫画 「銭ゲバ」を
読んでから 私は
相手の存在を尊重することが
愛かもな、
と思っているからである
周りから尊重されず、
物も心も搾取され
人としての何かが
損なわれていく主人公だが
やがて金と名誉を手に入れることで
這い上がろうとしているように見えて、実は地獄への坂道を転げるようでもある
尊重されることを
痛烈に欲しながら
自分を嫌というほど痛めつけた搾取を
巡りめぐって今度は
自分が他人様に行っているのだ
ここまで来てしまったら
この物語には
あの結末しかないのかもしれない
いま私が考える 愛は
相手の存在を尊重することであり
愛の反対は 搾取なのである
【時間よ止まれ】
タイムリープものと言えば
ここ10年ほどでは
アニメ「時をかける少女」や
「君の名は」などが
有名どころだろうか
上記の映画も、
もちろん楽しませてもらったが
タイムリープについて
生々しさ、リアルな残酷さ
のようなものを感じたのは
「七瀬ふたたび」に出てくる、
タイムリープの能力を持つ女の子だ
その逃れられない残酷さが
彼女を一層 魅力的に
感じさせた
その昔 キャストに
水野真紀(だったと記憶)、
袴田吉彦を迎えて
テレビドラマ化されたので
バリバリのSFファンならずとも
楽しまれた方も
多いのではないかと思う
(私もそう)
幸か不幸か、
超能力を持って生れた人たち
その能力を周りに悟られないように
生きてきた彼女たちも
とうとう
あらがえない運命とでもいうべきものに捕らえられていくのだ
マハーシュリーの夏巳