もしも君がいなければ、私はもっと綺麗でいられただろうし

もしも君がいなければ、私はもっと自由に羽ばたけた。

君は私の枷で、呪いで、愛憎だった。

この話に「それでも」なんて無いよ。

ただの恨み言。

夏目漱石はI love you のことを「月が綺麗ですね」と訳したらしい。私ならなんて訳そう？

「愛してる」は好きよりもっと深い言葉のような気がする。
「好き」が高まって「愛してる」になるというよりは、全く別物のような。それこそ、始まるときからもう決まっているもののような。

うーん。
やっぱり私なら「ずっと一緒にいる」だな。
私はこの言葉を使うとき、覚悟が無いと言えない。
好きで居続ける覚悟。いなくならない覚悟。
本当に愛があれば、きっと「愛してる」は言えるだろうし、愛がなくても覚悟があるなら、たった 1人に人生をかける覚悟があるなら、それを伝える言葉は「愛してる」と同じ意味を持つと思う。

雨音に包まれて眠る

あなたがいない日は、そうやって眠る

夢見る少女のようになれたなら

私は天国に行けただろうか

夢見る少女のままならば

私は「大人」を知らずに済んだだろうか

夢見る少女が私をここまで連れてきた

私は今、あの子の夢になれているだろうか

何度も死のうとして、
何度も別れようとして、
いつも決めきれない自分がいる。

私にとっての「これが最後」は、はじまりだと思う。
惨めな私との決別。
だらしない彼との再生。

本当に最後にしなくても、その決意で切り捨てられるものは多い。