「ぬるい炭酸と無口な君」

　さっきまで、冷えていたはずの炭酸は、ぬるい炭酸になっていた。
　無口な君との一緒に、帰り道を歩く。
　無口な君との今の時間は、心地よいと私は思った。

「8月、君に会いたい」

　私は8月、君に会いたいと思った。
　SNSでメッセージを送ると、返信がきた。
　「わたしも、君に、会いたい」
　メッセージを見て嬉しくなった。
　8月中には会える事になったから、会うのが楽しみだと思った。

「眩しくて」


　君が、眩しくて、私は目を逸らしてしまう事が、あった。　
　今度は目を逸らさないようにしたいと思って、目を逸らさずに君を見た。
　やはり、君は眩しくてキラキラ輝いていた。
　

「タイミング」

　私は、ハイタッチのタイミングがいつも合わない。
　親友と練習したが、やはりうまくいかず、相手よりワンテンポ遅れてしまう。
　そのうち、私の個性だという事になった。
　部活の試合で勝った時、ハイタッチをしたが、やはりタイミングが、ずれた。
　親友は、笑いながら、言った。
　「やっぱりタイミングが、ずれるけど、これはこれでいいよ。やったね！試合に勝ったよ！悲願の優勝だ！」
　　親友の頬に嬉し涙が流れた。
　「うん！嬉しいね！優勝だー！」
　私は大きく頷きながら、笑顔になった。
　私も嬉しいという感情が溢れて、嬉し泣きした。
　親友と私でハグをした。
　涙で前が見えない。
　心に、明るい色の大きな花が咲いたような気がした。
　
　

「虹のはじまりを探して」

　私は、虹のはじまりを探して、冒険の旅に出た。