「不完全な僕」
夏休み中の8月下旬のある日。
僕は、親友の君に電話で悩みを打ち明けた。
「僕は、不完全だ。人間として駄目なんだ」
「えっ?完璧な人間っていないでしょう?」
君が僕に問いかけた。
「うん。たしかに。いないけど」
僕は頷きながら言った。
「でも、僕は周りの人間より落ちこぼれだ」
僕はため息をついた。
「そうかな?私は君が落ちこぼれだとは、思わないけど」
「ほんとうに?」
「うん!」
「あっ、そうそう!これだけは、君に伝えたいよ。私は、短所とか駄目なところがある君のほうが人間らしくて好きよ」
「ありがとう。落ちこんでいるけど、少し元気が出たよ。話を聞いてくれてありがとう!」
「うん!それは良かったよ」
嬉しそうな君の声だった。
「不完全な僕だけど落ちこぼれでも、自分を認めて信じて、自分らしく生きていきたいなって君と話して思ったよ。難しい事かもしれないけどね」
「うん!応援しているよ!じゃあまた、大学で会おうね!」
「うん!」
くよくよと悩んでいてもしょうがないと思い、君に電話をして、少し前向きになれて良かったと僕は思った。
「香水」
私は、香水が好きじゃないと思っていた。
君に出会うまでは。
「言葉はいらないただ…」
「言葉はいらないただ…今は隣にいてほしい。それだけで安心するから」と落ち込んで泣きはらした目をしながら君は言った。
僕は、君の頭を撫でた。
「突然の君の訪問。」
びっくりした。突然の君の訪問。
驚いた表情が顔に出ていたのだろう。
君は笑いながら、
「サプライズ大成功ー!」と言った。
「お誕生日おめでとう!はいこれ!誕生日プレゼントだよ」
僕は君からプレゼントを受け取った。
「ありがとう!」
「いえいえ!」
突然の君の訪問。は、たまには、悪くないなぁと僕は思うのだった。
「雨に佇む」
雨に佇む。
早く雨がやんでほしいと僕は思った。