「君と最後に会った日」
今日は、君と二人で映画を観に行った。
映画を見た後、喫茶店に入って、お互いに映画の感想を話した。
「今日は、楽しかった!また映画、観に行こうね!」
そう言って笑う君を見ていると、ああ。行って良かったなと、僕は思う。
「うん。そうだね!」
そういえば誰かと一緒に映画を観たのは久しぶりだと僕は思った。
「じゃあまたね!」と手を振って去っていく君。
僕も手を振り返した。
後日、君が事故で亡くなって、もうこの世界のどこにもいない事を僕は知って、ショックを受けた。
映画を見た日が君と最後に会った日になった。
僕は君の事を忘れないし、君と見た映画の内容を忘れないだろう。
「繊細な花」
小さい頃から君は繊細でこころ優しかった。
大人になった君は、繊細でこころ優しく強い、容姿が綺麗な女性になった。
君は繊細な花でこころ優しく強い人だと、僕は君の隣にいて思うようになった。
これからも隣にいたいと僕は思う。
「1年後」
1年後なんて、どうなっているのか、誰にも分からない。
苦しい、辛いと感じる事も経験するだろうけど、なんとか笑って前向きに日々を過ごせているといいなと私は星に願った。
「子供の頃は」
私は、大学のサークルで知り合った、同じ趣味を持つ仲良しの友達とルームシェアをして暮らしている。
「そういえば、あなたの子供の頃はどんな子供だったの?」
君が突然私に聞いた。
「子供の頃は、すごく根暗だったよ」
「そうだったの?」
君は驚いた顔をしていた。
「でも君に出会って、同じアーティストやアニメを好きになって、だんだん明るくなっていたんだ」
「君のおかげだよ。ありがとう」
「私は何もしてないけど、そう思ってくれていて嬉しい」
「うん!」
「君の子供の頃は?」
「私?!私は、好きな事には、熱中していたけれど趣味が合うような友達があまりいなくて暗かったから、あなたと同じような感じだったよ」
「意外だね。でも昔から好きな事には熱中していたのは、想像できるなぁ」
「そっか」
「あなたの子供の頃の話が聞けてよかった」
「私も君の子供の頃の話が聞けて良かったよ!」
二人、笑い合っていた。
これからも私達のルームシェアは、続いていく。
「日常」
私は、私の日常を生きる。それでいい。
日常を大切にして私は、日々を生きたい。