「相合傘」
学校が終わり、図書館で勉強していた私は、家に帰宅しようと図書館の出入り口で立ち尽くしていた。
外を見ると、雨が降っていた。
「傘を忘れてしまった。雨宿りしよう」
私は独り言を呟いた。
私が雨が止むのを待っていると、「よぉ!」と声をかけられた。
幼なじみの君だった。
「もしかして、傘忘れたのか?」
「うん」
「俺の傘、貸すよ」
「いや、いいよ。君が濡れて風邪引くよ」
「大丈夫だって。じゃあ、また」
君は、雨の中を走っていく。
私は急いで、君から借りた傘を差して走り出した。
「待ってー!」
君に追いつき、君の服の袖を引っ張った。
「なんだよ。俺はこんな雨じゃ風邪を引かないから心配するなって」
君は振り返って私に言った。
「心配だよ。相合傘をしたら濡れないからしようよ」
私は、提案した。
「相合傘なんてしたら、誰かに勘違いされるだろ?お前、迷惑だろ?」
「迷惑じゃないよ」
君の目を見て言った。
「本当?」
君は、首を傾げながら聞いた。
私は頷いた。
「だって、私、君の事が好き」
私の体温が上がっていくのが自分で分かった。
「ありがとう。俺も、お前の事が好き」
君は顔を真っ赤にして言った。
私達は、両思いだった。そして恋人になった。
「相合傘、しよう?」
私がもう一度提案すると、彼は頷いた。
私達は、照れながら相合傘をしてお互いの家に帰宅した。
「落下」
心の闇の中へずるずると落下していく。
落ちるところまで落ちていく。
自分の人生に絶望したから。もう前の自分には戻れないと僕は思った。
「未来」
未来。それは、誰にも分からないもの。
私の思う未来は、笑って自分らしく日々を過ごしていたらいいと思う。
そのためにはやるべき課題がたくさんある。
一つ一つ課題を解決して自分の理想の未来を掴みたいと思う。
「1年前」
私はふと、日記を読みたいと思い、1年前の日記を読んだ。
転職をして、ガチガチに緊張しながらも仕事を覚えて頑張ろうとしていた自分。
「そうだったな。懐かしいな」
今は仕事に慣れて、充実した日々を過ごせている。転職をして良かったな。と私はそう思った。
「好きな本」
僕の好きな本。いつもカバンに入れて持ち歩いている。
仕事が一段落した昼休憩の時間にカバンに入れている本を読んでいる事が多く、良い気分転換になっている。
「やっぱりいい本だなぁ」
何回も読んでいる本を読み終わり、僕は独り言を呟いた。
時計を見ると、もうすぐ昼休憩の時間が終わる。
午後も仕事頑張ろう!と思い、僕は仕事場へと戻った。