ゆま

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5/16/2026, 1:38:15 AM



後ろなんて振り返らない。
そんな暇があるなら走らなきゃ。
前に進むことでしか、私は私を許せない。
立ち止まったままでは、この足は腐り落ちてしまうから。
そうやって、ひたすらに息を切らして。
たくさんの人を追い越して、置き去りにして。
気付けば、ただ、真っ白な景色。
自分の呼吸と、心臓の音。地を蹴りつけるだけのリズム。
それ以外、何もない。

ランナーズハイ。
都合のいい高揚が、私を包み込む。
どうかこのまま、冷めない熱に浸らせていて。

【後悔】

2/3/2026, 8:56:55 AM

わたしはあなたの呪いになりたい

バス停で、ひゅうと風が吹いたとき
帰り道、どこかからカレーの匂いがしたとき
ふと、思い出のメロディを口ずさんだとき

わたしがいたはずの空白を感じてほしい


本当は幸せを願うべきだとわかってる

強く前を向いて歩いていけるよう
そっと手放すべきだって

わかっているわ
でもね

これは一世一代のわがまま

どうか最期に
この花を受け取って


【勿忘草】

2/2/2026, 9:34:29 AM

 
無人の遊具がゆらゆらゆれる

まるで泣いているみたいだ
きしんだ音をたてている

夕やけこやけでまた明日
ざわめきは残響だけをのこして
それきり凪いだ世界にひとりぼっち

去り行く背中に手を振りながら
長く伸びた影は誰より明日を待ち侘びている

大人になっていく君たちを
見守って
見送って

いつまでだって、ここにいる

 
【ブランコ】

2/1/2026, 9:20:19 AM



街へ行こう! 鬱屈した気分晴らしに
街へ行こう! 外はお日様ぽっかぽか
街へ行こう! 閉じこもってちゃ勿体無い


待ち合わせの時間は過ぎてる
君は待っててくれるかな


街へ行こう! 話したいことがある
街へ行こう! 伝えたいことがある


たくさん、たくさんあるんだ

だから

君に君に 逢えるかな


街へ行こう! 饐えた匂いに満ち満ちた
街へ行こう! 護身に一応金属バット


街へ行こう!
街へ行こう!


ゾンビであふれる、街へ行こう!


【街へ】

1/29/2026, 3:31:54 AM


あなたが好き(あなたが嫌い)
 
口で
腕で
時折足で
 
あなたの愛は乱暴で
ひとりよがりに語られる
おかげでわたしは痣だらけ
 
いたい(くるしい)
いたい(にげたい)
それでもあなたと
 
さみしげな瞳からこぼれる
ひだまりのような光
そのあたたかさが忘れられないの
 
離れられない(離してくれない)
 
甘い毒にほだされて
わたしはあなたを赦してしまう
 
愛が溶けてく
蝕まれてく
いっそあなたを
殺せたのなら
 
 
【優しさ】

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