突然の別れを告げられた。
別れたことは労働から解放されたようなものだった。
ここにはもうすぐ警察がやって来るだろう
私はやっとこのブラック会社からおさらばできた。
今日も私は次のブラック会社を潰しにいく。
これが日々のストレス発散である。
後に日本からブラック会社が消えた。
恋物語
好きな人と結ばれた。
私は、いわゆる人生の勝ち組というやつだ。
勝ち組になるとは思っても見なかった。
今日は、結婚してから一年記念日だ。
浮気などするわけがない。
彼一筋で頑張ってきた。
家のドアを開けると、知らない人の靴があった。
私は理解する。
彼は浮気していた。
すぐに荷物と、通帳などを鞄に入れて、家を出た。
机の上には、自分が半分書いておいた離婚届が置いてあった。
真夜中まで、起きていた日は特別な感じがした。
誰も起きていない。誰も僕の邪魔はできない。ベットから抜け出して、ベランダに出る。
「きれいな空」言葉が口からこぼれ出てくる。
「そうですね」思わぬ返事に声のした方向へ、顔を向ける。
声の主は隣の家にあるベランダからだった。
若い女の人、年は二十代だろうか、、、
「こんばんは。今日は月が綺麗ですね」
一瞬恋文かと考えたが、初対面だし感想を伝えてくれただけだろう。
「そ、そうですね。」
親を起こさないように、小さな声で返事をする。
「もしかして、親御さんはもう寝てる?」
僕と同じ小さな声で聞かれた。
こっくりと、頷いた。
「そっかー。さあ、夜更かし少年よ。もう寝なさい。明日もこの時間に起きて、夜空を見ればいい。睡眠不足だと、勉強に集中できないぞ~」
注意されて、自覚する。
この時間は子供が起きてていい時間ではない。
「でも!」
大きな声を出した。親が起きた気がする。
急いで、ベランダから出て布団に潜り込む。親は結局部屋に入っててこなかった。
いつの間にか寝てしまい、気づけば朝日が差し込んでいた。
昨日の、ことはもう頭にはなく、リビングで朝御飯を食べる。
「おはよう慶太。」
「おはよう、お母さん」
「慶太郎!あと十分で家でないと学校遅刻するよ!」
「わわわ、分かったよ!!」
急いで家を出て、隣の家を見る。ベランダには昨日会ったお姉さんが手を振っていた。
振り返す暇もなく、会釈だけして走る。
会釈したあと、お姉さんはいなくなっていた。
「愛があれば何でもできる?」
何もできません。
愛は、何も役に立ちません。
私が生きてきた中で、愛は好きな人にちょこっと使っただけです。
それ意外の時には使いません
愛はいらないものです。
愛はお荷物で邪魔なものです。
でも、愛は使い方を変えれば、人からお金を巻き上げて、好きなものを買ってもらえます。
結局、上記のようなことに縁がない人は意味がないことです。
愛は私的には、邪魔なものです。
恋も一時的な脳のバグなんですから。