風で飛ばされる
弱い帽子
意地悪な太陽から
私を守ってくれる
紳士的な格好いいもの
可愛さも兼ね備える
最強な帽子
麦わら帽子に見覚えは?
私の帽子はどこですか?
風に乗って自由に飛ぶ
それはまるで
意志が宿るようで
誰かのためになるのなら
自分のことを投げ出す
それは多分違うと思う
何かを犠牲にして何かを得ることは
間違ってないし
そうしなければ
得ることが出来ないものだってある
だから自分だけが傷付くのは
それは違う
少なくとも私はそう考える
本当に誰かのためになるの?
本当にそれは必要な犠牲なの?
よく聞いてみて
よく考えてみて
それって本当に誰かのためになることなの?
いつも友達に呼ばれる
思ったよりも沢山会う同じ名前
でも可愛いって友達に言って貰える
特別な名前
もっと違うのが良かったって
小さい頃は思ってた
周りの子よりも平凡でなんの変哲もない
むしろ少し古い名前なんて
そんな風に思ってた
でも違った
凄く素敵な意味があって
大事にしなきゃいけないもの
私がもし生まれ変わったら
もう一度この名前に生まれることを
望む
そんな綺麗な素敵な名前
私はまだ全然
この世を生きてはいないから
遠い日なんて存在するのか
分からない
記憶は薄れていくもので
いずれ消えて無くなるもの
それに変わりはなくて
その記憶を繋いでいきたいから
遠い日としてフィルムに納める
いつか思い出せるように
いつか見返せるように
いつか忘れてしまうから
絶対に無くさないように
偽りの世界なのかもしれない
本当は私が存在しない世界なのかもしれない
私しかいないそんな世界なのかもしれない
どんなものかは
目にしている本人にしか分からなくて
それはどれだけ経っても解明されない
永遠のロマン
この世界がどんなものか
人間が生きてる意味
目に写る真実 現実 妄想
見えるものは正しくて
見えないものは存在してないのか
幽霊だとか ゾンビだとか
この世に存在しないものが
果たしてあるのか 無いのか
全部を知ることは出来ないから
人は目で見たものを真実だと思う