外環道のような永劫回帰で
私たちは運命付けられていた
対向車のヘッドライトが
脳を揺らす
等間隔の路灯が
2人きりの孤独を照らす
流行りの音楽など知らないからと
爆音のシューゲイザーを流す
歌詞の意味なんてどうでもいい
沈黙が怖かっただけだから
何もない
繋がりも慈しみも愛おしさも
何もない
ただ、左隣に君がいる
ブレーキライトの赤に照らされた君の顔は
何を考えているんだろう
何を思っているんだろう
僕を愛しているのだろうか
音量を上げる
君の言葉が怖いから
聞こえてしまったら、終わりな気がするから
知らないふりをする
ずっとこのままでいたい
ただ、君の存在を隣に感じていたい
ただ、君と最後まで一緒にいたい
ただ、そう、それだけなんだ
ずっとこのまま
ベランダから、星が見える
都会とも田舎とも言えない中途半端な町
明かりもそう多いわけじゃない
だから、意外と星が見える
タバコに火をつけて、空を見上げる
どれが何座とかわからない
唯一知っているのはオリオン座
あれがベテルギウス。あれがリゲル
あれが......オリオン大星雲......たぶん
タバコを持つ手が悴む
寒さが身に染みる
でも、もう少し星を見上げていようかな
もう少しで手が届くかもしれないから
寒さが身に染みて
お酒が飲めるようになる
タバコが吸えるようになる
それでも君は変わらない
永遠の中の1秒、1分、1時間、1日、1月、1年
歳をとったとて、君の何が変わるのだろう
太陽が東から昇り西へ沈むように、君は変わらない
失敗して謝って落ち込んで
傷つけて自棄になって死にたがる
そんな君が愛おしい
おいていかないでね
20歳
三日月にロープを括って首を吊ってしまいたい
そうしたら、天使になれるかな
三日月
目を閉じると、色とりどりな世界が見える
それは例えば血管の紫であったり、瞼のピンクであったり、光の黄色であったりが混じり合って見えているだけなんだと思う
でも、僕は何だかそれがとても神秘的なように、小さな頃から感じるんだ
そんな話を君にしたら、よくわからないって困った顔をしたよね
でも、僕に隠れるように、君は目を瞑ってくれたよね
それが何だか嬉しくて、たまに思い出すんだ
色とりどり